pöllö=ポッロ
トウキョウサンショウウオ保全2号地のY入り
10月の推しは、地主の方から許可を得て、トウキョウサンショウウオ(以下TKS)の保全活動を続けている「Y入り」です。この土地は、もともと谷戸だった場所で、今でも田んぼや水路の跡が微かに残っています。しかし、長年、谷戸として機能していなかったために、土砂の流れ込みや倒木などによって、良い水辺とは言いがたい状況でした。
2020年に保全活動をはじめて以来、水辺を整備することで、ちゃくちゃくとTKSの産卵数が増え、今年はアカハライモリの生息も確認できました。そんな「Y入り」の2023-2024年の保全活動が、いよいよスタートします。ご興味のある方は、ぜひぜひ、「Y入り」で開催するTKSの保全・調査エコツアーにご参加ください。また、今年の初春に発見したTKSの大産卵地「メッツァビレッジ」でも、TKS保全・調査を行います!
黒マンバ
優雅に羽ばたく、アサギマダラ
森の中でアサギマダラが飛んでいる姿を発見!
飛び方がとても優雅ですが、それは余裕のあらわれ⁇ アサギマダラは幼虫の頃に「ガガイモ」や「キジョラン」といった有毒な植物を食べることで体に毒をもっています。
毒をもっていると見せつけるためか、飛び方も他のチョウとは違い、とてもゆっくり羽ばたいており、アサギマダラ以外のチョウで有毒植物を食べるジャコウアゲハもとても優雅に羽ばたきます。
10月はアサギマダラの季節! アサギ色のチョウを見つけたら飛び方を観察してみてください!
(黒マンバ)
セロー
(お休み)
(セロー)
蛇メタ師匠
なかなか最近多忙なので、生きものの写真を撮れていませんが、先日名古屋へ出張した際の動画。場所は富士山の麓の北側のルート。車にホルダーを付けてハンズフリーで撮影。木々に囲まれた道路を運転する時って、「何かに出会えるのではないか?」と心躍らせてしまいます。こういった自然風景、自分ではイチオシです。
(蛇メタ師匠)
はかせ
アミカの一種の幼虫
川ツアーの下見の際に発見したアミカの幼虫。実は、本でその存在を知り、いつか発見したいと思っていたら、まさか以前調査を行っていた場所で見つかるとは......。予期せぬ出会いに感謝しながらも、きれいな川の指標生物でもあるアミカの幼虫が生息しているということは、この川はきれいなんだなと改めて感じます。
アミカは渓流に見られ、幼虫の腹側には吸盤がついており、水の流れの速い環境でも石にへばりつくことができます。そしてなんといっても、そのへんてこな見た目がたまりません。つぶらな瞳もとてもキュートです。
未知なる不思議なものをまたひとつ知り、実際に見ることが、自然の醍醐味のひとつです。
川ツアーの下見ブログはこちらから 。
(はかせ)
アンフィー
イネ科植物の穂を食べるクビキリギス
細長い葉のイネ科植物が茂る場所で、この秋1番その姿を目にした昆虫ではないか
というほど出会いの多かったこの種。
口元の赤色がよく目立ち、その様子から「クチベニ」や「血吸いバッタ」などと呼ばれているそうです。もう言うまでもありませんね!
このチャーミングな唇(キリギリス科の仲間でよく発達している大顎)が僕の推しポイントです!
(アンフィー)
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