モリマナ7月! 自然・生きもの推し!
- 森のフィールド学舎 168
- 7月20日
- 読了時間: 4分
更新日:7月22日
pöllö=ポッロ

鮮やかなオレンジ色をしたヤブカンゾウ
夏の盛り、人里近くの野原や道ばた、藪などで目にする、オレンジ色をした八重咲きの花を開くヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var. kwanso)。1日花で、朝に花が開き、夕方にはしぼみます。古い時代に、中国から食用や薬用として持ちこまれ、野生化しました。
春、芽吹いたばかりの若葉は甘草と呼ばれ、美味しい山菜です。つぼみや花も食べられます。3倍体で実を結びませんが、地下茎を伸ばして増えます。ツルボラン科植物で、同じなかまに花が一重のノカンゾウ(Hemerocallis fulva var. angustifolia)があります。
黒マンバ

スベリヒユを発見
黒マンバの職場の畑で、スベリヒユがたくさん生えてきました! 本来は刈られてしまう雑草ですが、山菜 と し て 食べることもでき ます!
棚からぼたもちな気分で、野菜以外にもスベリヒユ含めた山菜たちを刈らずにとっておきたいですね!
(黒マンバ)
セロー
(セロー)
蛇メタ師匠
(蛇メタ師匠)
はかせ

アオヒゲナガトビケラ(Mystacides azureus)
ライトトラップをしていると光に誘われたさまざまな昆虫が集まってきます。その中でも、特別目立つわけでは無いですが、何だか気になってしまうのがアオヒゲナガトビケラです。
大きさは7mmほどで、名前の「ヒゲナガ」の通り、しましまの長い触角と光沢のある美しい翅を持っています。まんまるの赤い目もかっこいい。しかし、なんと言っても特徴的なのが太く長い前足です。
同じトビケラでも、このような前足を持つ種類は多くありません。詳しい生態はまだ分かっていないようですが、トビケラの成虫は短命の種類が多いため、この立派な前足も交尾相手をしっかりと捕まえるためなのかな。
(はかせ)
アンフィー

(アンフィー)
タビー

山や沢に行くと、足元からぬるっと現れてくるヤマビル…。
気づかないうちに血を吸われていることもあります。私自身、長靴を履いていたにもかかわらず侵入されてしまい、大パニックになりました( ; ; )しかも痛くもかゆくもないので気づきにくく、気づいた時には血が止まらなくなっていて本当に怖かったです。
特に雨上りや湿った場所は要注意です。
長ズボン+靴下イン、防虫スプレーなどでしっかり対策をして、自然の中でも安心して過ごしてくださいね。
(タビー)
ツキ

公園や庭先でよく見かける小さな緑色の鳥、メジロ。この写真のメジロは剥製で展示されていたものです。
メジロは名前の通り、目のまわりに白い輪があるのが特徴で、この「白い目の縁取り」が名前の由来となっています。英語でも「Japanese White-eye」と呼ばれ、そのまんまの意味なんですよね。
メジロは蜜が大好きな“甘党”の鳥で、花の蜜を吸うために細長いクチバシを持っています。梅や桜の花が咲く季節には、その周りを元気に飛び回るメジロの姿をよく見かけるとおもいます。
また、メジロはとても社交的で、仲間と一緒に行動することが多いです。「ピチュピチュ」というかわいらしい鳴き声で、まるで会話しているかのようにおしゃべりしている様子も見られます。
実は江戸時代には、メジロは飼い鳥としても人気がありました。複数のメジロが止まり木にぎゅうぎゅうに並ぶ「目白押し」という光景を楽しむ文化もあったそうです。今では野鳥保護の観点から飼うことは禁止されていますが、自然の中でその姿を見られるのはとても幸せなことだと思います。
そんな幸せを運ぶ “緑” の鳥、メジロが私の今月の推しです♡
(ツキ)
ももたろう

他のアブラゼミ.ミンミンゼミより早くみられることの多いニイニイゼミ
胸部のオレンジや、透明の羽の中に映える灰色
は、凄くかっこいい。
抜け殻をよく見かけるが、泥だらけ
ニイニイゼミの幼虫は、他のセミと比べ体に細い毛が多く泥がつきやすいのが特徴。
今年も夏物凄く暑いので昆虫採取する際、熱中症には気をつけてください ʕ•ᴥ•ʔ-b
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