top of page
記事: Blog2_Post

モリマナ6月! 自然・生きもの推し!の


pöllö=ポッロ


ヤマオダマキの花とつぼみ


5月から6月、野山で白い花が目立つ中、赤ワイン色をした美しい花を見つけました。園芸品種で有名なセイヨウオダマキAquilegia vulgarisではなく、キンポウゲ科で日本固有種のヤマオダマキAquilegia buergerianaです。


ヤマオダマキは、北海道から九州の山地の草原などに生える多年草で、漢字では「山苧環」と書きます。苧環とは、麻や苧(カラムシ)の繊維を紡いだ糸を巻く道具のことです。なので、山に咲く苧環に似た花から、この和名がつきました。



黒マンバ

作業中にでてきたオケラ(Gryllotalpa orientalis)


土を掘ったりしているとケラ(Gryllotalpa orientalis)が中から「ひょこっと」出てくることがあります。颯爽と駆け抜けているところを、捕まえて観察してみます。

ケラの前足は発達しており、土が掘りやすいようになっているので、手のひらにのせて優しく握ると、手の隙間を掘られる感覚が味わえます! 力も結構強いです……


また水陸空(泳ぐ、走る、飛べる)、全てのフィールドに対応できる実はスゴイ万能な昆虫で、バッタのなかまで土の中で「ジーーー」と鳴いていることもあります。


ケラは作業中に楽しめる癒しの昆虫です!


黒マンバ



セロー


セロー



蛇メタ師匠



(蛇メタ師匠)



はかせ

ヤマビル(Haemadipsa zeylanica japonica

 

ぺったんぺったんと密かに近づき、いつの間にか血を吸っている生命体「ヤマビル

 

ヒルというと、血を吸うイメージが強いですが、日本に生息するヒル類70種くらいのうち、人の血を吸う種類は4種ほどしかいません。多くの種類は貝やミミズを食べるなどをしてくらしています。

 

その中でも、陸上でヒトやシカ、イノシシなどの血を吸うヤマビルは、実は見た目に寄らずものすごいポテンシャルを秘めています。まずは、力づくで引っ張っても取れない強力な吸盤、そしてゴムのような伸縮性のある強靭な皮膚などなど・・・。

 

吸血という不思議な生き方をするヤマビルには、もっともっと面白い生態があります。そして、今月末にそんなヤマビルを観察するニッチなツアーを開催しますので、気になってしまった方はぜひご参加お待ちしています!


参加はこちらから

(はかせ)



アンフィー

モリアオ池の泡巣



アンフィー



タビー


今月の推しはふんわりとした青紫の花びらが重なる、八重咲きのヤマアジサイです。

山あいに咲くやさしい雰囲気のアジサイです!西洋アジサイよりも全体的に小ぶりで、繊細で

ナチュラルな雰囲気が魅力を感じます。

よく見ると、星形の小さな花がぎゅっと集まっていて、まるで小さな花束みたいです。


咲き始めから少しずつ色が変わっていくのもおもしろくて、見るたびに新しい表情を見せてくれます。派手さはないけど、そのぶん自然の中にしっとりなじんで、そばにいるとなんだか落ち着く存在です。庭先や山道で出会えると、ちょっとうれしくなります!

タビー



ツキ

サワガニ
サワガニ

サワガニは清らかな水辺に生息する淡水性のカニです。体の大きさは甲幅でおよそ2〜3センチほどで、色は赤みがかった茶色や青みがかった個体など、地域や個体によってさまざまです。特に日本固有種として知られており、北海道を除く全国に分布しています。


昼間は石の下や落ち葉の陰に隠れており、夜になると活動的になります。雑食性で、小さな昆虫や水生植物、落ちた果実などを食べます。春から初夏にかけて繁殖期を迎え、メスはお腹に卵を抱えて育てます。孵化した子ガニは親と同じような姿で生まれ、成長しながら脱皮を繰り返します。


環境の変化に敏感で、水質が悪化するとすぐに姿を消してしまうため、「水辺の環境指標生物」としても知られています。近年は河川の開発や外来種の影響によって生息数が減少している地域もあり、自然環境の保全が重要視されています。


見た目も可愛らしく、昔から子どもたちの川遊びの相手としても親しまれてきたサワガニ。身近な自然と人をつなぐ、貴重な存在です♫

ツキ



ももたろう

カラスの巣
カラスの巣

パッと見ると、ただのカラフルなゴミ山に見えますよね、、

これカラスの巣なんです。


頭が良すぎるが故に頑丈で壊れないハンガーを集めすぎてしまうのか、ハンガー5割・木の枝3割・洗濯バサミ細いワイヤー、銅線などの小さい人工物2割 木の枝少なすぎるでしょ‼︎

巣材として人のものを持っていくのは知っていましたが、割合をみて正直びっくりしています。


よし、解体しようとおもって引っ張ったりしても巣材全てがうまく絡み合っていてなかなか壊れませんでした。

また、巣材の様ざな色も相待ってかアートに近しいものを感じてしまいました。


カラスの自由な発想、クラフト力恐るべし


*青色の人工物がかなり多かったから個体によって色の好みもあるかもね。


ももたろう)

Comments


©2020 森のフィールド学舎 by Wix.com

bottom of page