pöllö=ポッロ
「名栗湖の上流で、アカギカメムシらしきものを見かけたよ」
黒マンバ
「あ、え? マジすか!」
pöllö=ポッロさんからアカギカメムシの情報をもらいました。
これは、行ってこい! ということか……。
いや、行くしかない! (黒マンバは考えるのをやめた)
次の日の仕事終わり、早速名栗湖の上流へ向かいました。
聞いた話だと、種子探しをしているときに遠くで見かけたらしい。
一応、黒マンバも種子を探しながら進んでいましたが……。
全く種子を見つけられません(泣)
このとき、アカギカメムシのことを忘れて種子探しに没頭していましたが、見つけられないまま、気付けば名栗湖上流に到着。
黒マンバ ひとりごと
「慣れてないのか、センスがないのか、とほほのほ」
最後に車を降り、種子を探して歩いていると「アカメガシワ」の葉裏に、何やら怪しい昆虫のシルエットを発見。
その昆虫は光を当てると、オレンジ色に輝きました。おやっと思い、自慢の虫網で捕獲。
ネットの中の昆虫を確認した瞬間、黒マンバはガクブル。
アカメガシワの葉の上のアカギカメムシを激写!
黒マンバ
「このカメムシ……うぁ⁉ ヤベェーー!」
第一声は、歓喜の雄叫びでした(笑)
美しいアカギカメムシ。思わず白バック激写!
な、な、なんと! 「アカギカメムシ」でした!
アカギカメムシは主に南西諸島に生息する、南方系のカメムシです。
食草が「アカメガシワ」なので、葉裏についていたのも納得。
昨年、pöllö=ポッロさんが見つけたアカギカメムシに引き続き、今回、黒マンバが見つけたアカギカメムシは、飯能市での発見2例目かも⁉
とにもかくにも、アカギカメムシを発見して、ひとり暗闇の中で大はしゃぎの黒マンバ。
もしも近くに人がいたらと思うと……考えるのやめとこう。
さっそくアカギカメムシは標本に(笑)
追筆
今年は夏、オオキンカメムシをのがしましたが、今回は採集データを残すために、しっかり標本にしました。
(黒マンバ)
分類 / カメムシ目 キンカメムシ科
和名 / アカギカメムシ
学名 / Cantao ocellatus
体長 / 17-26mm
分布 / 南西諸島
分類 / キントラノオ目 トウダイグサ科
和名 / アカメガシワ
学名 / Mallotus japonicus
樹高 / 5-10m
分布 / 本州(秋田県以南)~沖縄
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