秋になり、夜な夜な植物の実やタネを探す毎日ですが、先日、イヌガヤの実などを求めて名栗の奥へ出かけると、同行した黒マンバが「あれは!」と叫び声を上げました。
ライトが照らした先にあったのは、冬虫夏草のヤンマタケ。
今回見つかったトンボ科生した3例目のヤンマタケ
冬虫夏草のヤンマタケを見つけるタイミングって、林縁で植物の実やタネを探していたり、沢でナガレタゴガエルを調べていたり、ツキノワグマの痕跡観察をしているときなどなど、ノーマークのときが多くて面白い。躍起になって探すと、見つからないものだよね。
今回のヤンマタケは、飯能で多く見つかるミルンヤンマ生ではなく、トンボ科生のもので、埼玉県で観察したトンボ科生は、これがpöllö=ポッロにとって3例目。
今年6月に秩父で観察したトンボ科生のヤンマタケ(2例目)
翅が4枚とも残り、胸部の模様も判別できそうなので、寄主の同定ができそうかも。
ヤンマタケは頻繁に見つかるけれど、タンポ型のストローマをもつ、タンポヤンマタケを今年も見つけることができなかったね。無念……。
分 類 / 麦角菌目 オフィオコルジセプス科
和 名 / ヤンマタケ
学 名 / Anamorph of Ophiocordyceps odonatae
宿 主 / トンボ科・ヤンマ科などの成虫
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