昨年末に確認したヤンマタケの越冬個体が気になり、黒マンバと有毒生物好きのSくんと一緒に、深夜、ナガレタゴガエルの産卵地でもある冬虫夏草の坪へ。
気になっていた越冬個体のヤンマタケは、見事に成熟していました。
ミルンヤンマから発生したヤンマタケ
そんな深夜観察がありましたが、不覚にもカメラを持っていかなかったので、翌日、撮影機材を持って冬虫夏草の坪再訪問。
沢に張り出したアラカシの枝に着生したヤンマタケは、節々から惚れ惚れするほど鮮やかな朱色のシンネマが突出しています。
節々から多数のシンネマが突出する
湾曲した棍棒型のシンネマ先端をよく見ると、粉状の分生子がついています。ちなみに分生子とは、無性的につくられた胞子のことです。
昨年はこの沢でヤンマタケを4個体(50m範囲)確認しましたが、今年の冬はいくつ見つけることができるか、楽しみ楽しみ。
分 類 / 麦角菌目 オフィオコルジセプス科
和 名 / ヤンマタケ
学 名 / Anamorph of Ophiocordyceps odonatae
宿 主 / トンボ科・ヤンマ科などの成虫
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