2月12日トウキョウサンショウウオのエコツアーのために、実施場所の現状を見て保全作業をしてきました!
この日は、セローさん、pöllö=ポッロさん、メレスだけでなく、去年「ゴキブリツアー」をした学生A、学生Fも助っ人として参戦!
男5人での作業となり、皆やる気で満ちあふれていました(笑)
セローが活動の流れを説明中
この日行うのは、2月12日に行うエコツアーの確認と見本づくりです。当日のエコツアーでは、トウキョウサンショウウオが産卵しやすいように、産卵場を整える作業を参加者にしてもらいます。
見本づくりでは、参加者に産卵場のイメージが伝えられるような場所を作ります!
最初に話をしてから作業開始!
このような環境、どう変化するのでしょうか。
白い矢印の場所で作業をします
最初はとにかく土を掘り、水が溜まるように調整します。その一方で、掘った土と石、朽木を使い土手も作ります。
枯れている木もスコップを使い除去、土を掘っているとミミズもたまに出てくるため、注意しながらどんどん掘り進めます。
メレス
「ミミズまっ2つにするなよ‼」
学生A,F
「気をつけます!」
pöllö=ポッロ
「学生には強気だな(笑)」
数時間後のようす
そしてこのような状態、木も1ヵ所にまとめて、盛り上がっていた土もだいぶ削れました。ここから土手を作り、水が外に流れていかないようにします。
土手はただ土を積むだけでは、後日雨が降ったときに崩れてしまいますので、大きい木や石を間に入れながら踏み固めて補強します。
そして、最終的にこうなりました!
やはり男5人だととても早い‼
また、pöllö=ポッロさんに作業中のタイムラプスを撮っていただきました。
改めてみるとすごい作業量(笑)、5人のトウキョウサンショウウオを守ろうという気持ちが、伝わる動画になっているのではないでしょうか。
これで終わりではなく、まだまだ続きます!
水場を作った上の段の水路の確保です。
いくら掘っても、水の確保が出来なければ、トウキョウサンショウウオは産卵しに来ません。
ここもタイムラプスを撮ってもらいました。
石と砂利を積んで、本流の水を分けます。そして下の水場までの水路を作りました!
そして最後に下の段に戻り、中央の卵嚢が探しやすいようにするため、倒木で橋を作り完成!
pöllö=ポッロ
「この橋に名前ほしいな~」
セロー
「じゃあ、メレス大橋でどうですかね」
メレス
「ワォ」
とにかく、この日のノルマは達成! この努力の結晶が壊れないよう、経過観察を繰り返して場所を整えます。
また、当日の参加者の説明やこれからのトウキョウサンショウウオの産卵に役立てる場所ができました。助っ人で来てくれた学生2人には感謝です!
メレス
「お疲れ様です! ありがとうございました!」
2月12日では、ここまで激しい活動はしませんが(笑)、適度に汗をかきながら森の中で保全活動をします。
トウキョウサンショウウオのためにも、スタッフ一同は当日も張り切っていきます!
(メレス)
分 類 / 有尾目 サンショウウオ科
和 名 / トウキョウサンショウウオ
学 名 / Hynobius tokyoensis
全 長 / 80-130mm
体 長 / 50-70mm
分 布 / 本州(群馬県を除く関東地方、福島県南部)
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