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記事: Blog2_Post

篠竹と外来種のアメンボ!?

ガロア「篠竹の生える場所を教えるから、毛呂山に行くぞ!」


黒マンバ「SHINODAKE・・・・・・!? 」


指定された、毛呂山町にあるモリマナ御用達の店の駐車場で待っていると、細い竹を車のキャリアにくくりつけるガロアさんの車が到着。車内には、pöllö=ポッロさんも同乗しています。


夕食を食べながら話を聞くと、昼間、お二人は10月23日に開催するイベントで使う、釣り竿用の篠竹を採っていたとのこと。


黒マンバ「キャリアにくくりつけてある細い竹が、篠竹の正体か・・・・・・」


イベントとは、飯能市を流れる入間川(名栗川)でお二人が行う「リバーウォッチング」のことで、川にすむ指標生物などを学びながら、その指標生物であるカゲロウやトビケラなどを餌に、手づくり釣り竿で魚を釣るというもの。


打ち合わせがてらの夕食を終えて、篠竹採りにいざ池へLET’S GO!


到着した池は、黒マンバが住む越生町からすぐの場所にある、農業用のため池として整備されたところ。夏は樹液に集まるチョウを見に行き、ちょくちょく夜にウシガエルやテナガエビを観察している場所だ。


池の周りの林内をライトで照らし篠竹を探すと、たくさん生えてる。


pöllö=ポッロ「いい感じの篠竹が生えているね〜、釣り竿に向いてそうだよ」


ガロア「うちら2人で15本採ってきてあるから、あと5本はまかせたぜ!」


黒マンバ「あ、あ、あ、はい・・・・・・!」


篠竹は後日、黒マンバひとりで採取することに(汗)


せっかく池に来たのでテナガエビなどを観察していると、いきなりガロアさんが興奮して叫びはじめる。


ガロア「トガリアメンボだ! やべー! うおー!」

黒マンバを置き去りにpöllö=ポッロさん、ガロアさんでトガリアメンボを発見


気づくと黒マンバが持っていた水網をひったくり、ガロアさんは水面に浮かぶ、小さなアメンボめがけて水網を振りおろした。


急いで容器を持って来て、そこにアメンボを入れる。


ガロア「オレすげー、こんなに捕れたぜ! 網はこう使うんだ!」


pöllö=ポッロ「お〜いいね〜」


黒マンバ「あ、あ、あ、はい」(なぜお二人が興奮しているのかわからない)


トガリアメンボが捕れたので、いつものように激写タイムSTART!

トガリアメンボを撮影するお二人(笑)


撮影していると、有翅型がいた! とか、尖り方がやべー! とか、話している言葉の意味がわからないが、お二人が興奮しているのだから、何か意味深いアメンボなのだろう。

右下が有翅型、右上左下が無翅型、左上が幼虫


後日、ガロアさんからトガリアメンボの資料をいただいたので読むと、トガリアメンボは外来種で、埼玉県では2014年にさいたま市ではじめて見つかり、県内で分布を拡げているようだ。

流れがある水面ではなく、止水を好むらしいので、越生町周辺の溜め池を調べていけば、まだまだ生息地が見つかるかもしれない。

矢印の場所で多数発見、このように波が全く来ない止水を好む

トガリアメンボの生体写真、かなり小さい


またひとつ、新しい生物を知った黒マンバであった。


(黒マンバ)


分 類 / カメムシ目 アメンボ科

和 名 / トガリアメンボ

学 名 / Rhagadotarsus kraepelini

体 長 / 約4mm

分 布 / 東南アジア・イラン・ニューギニア・台湾に分布

(2001年に淡路島や神戸市周辺で発見。日本への侵入経路は不明)


分 類 / イネ目 イネ科 メダケ属

和 名 / アズマネザサ

学 名 / Pleioblastus chino

生活型 / 多年生常緑笹

分 布 / 北海道(西南部)~九州

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