何が起きた! 悲壮感漂う黒マンバ(どうしてこうなった)
今回は、日中に奥山フィールドでヒガシヒダサンショウウオを観察するだけの予定だった。しかし、近場にトウキョウサンショウウオの卵を食べるアカハライモリがいて、この後、見に行くという話を聞いて思わず反射的に・・・・・・。
黒マンバ「わたしも同行してもいいですか!」
これはもう、行くしかない(笑)
夜間観察へ突入前に、空腹では思考が停止してしまうため、本格CURRY店で腹ごしらえ。
その店のエントランスに、謎の顔出しパネルがあり、言われるがまま顔を入れると、気づいたときには「パシャリッ」撮影されていた。
そんなパネル遊びを終えて、卵食いアカハライモリが生息するポイントに到着!
ここは、住宅街と森の境目、里山と呼ばれる環境です。そこに湧き水が流れていて、アカハライモリとトウキョウサンショウウオがいるとのこと。
水温が気になり、指を水に入れると「お、暖かい・・・・・・」かも。それもそのはず、湧き水は水温が安定しているので、想像以上にHOTでした。ふつうだと、冬は見られない水草やウキクサが、わんさか繁茂しているのもうなずける。
水際に生えたセキショウをかき分けると、トウキョウサンショウウオの卵嚢を発見!
トウキョウサンショウウオの卵嚢とアカハライモリ
黒マンバ「ん? 卵嚢の下に謎の黒い物体が!?」
卵嚢の下に、アカハライモリが! 卵が食べられたのかは不明だが、卵嚢の膜が破けていまる。これは、あやしい・・・・・・。
見つかった卵嚢は2セット。全てボロボロだったため、アカハライモリが食べているところは観察できなかったが、何かやらかした可能性は高い。
しばらく観察をした後、もう1か所、アカハライモリがいる水辺があるとことので、無論、そこも Let's 観察!
ニホンイノシシの足跡
エグリトビケラの幼虫などの水生昆虫を観察していると、道にこんな足跡を発見。
これは、ニホンイノシシの足跡で、下についている2つの点が「副蹄」と呼ばれる蹄の跡。ニホンジカやニホンカモシカと比べて、副蹄が低い位置にあるニホンイノシシの場合、このようにしっかり副蹄の跡が残る。
ニホンジカの足跡石膏
ふふふ、ちなみに、これはわたくしが以前採取したニホンジカの足跡石膏。
最後に足跡コレクション自慢をする黒マンバでした。
(黒マンバ)
分 類 / 有尾目 イモリ科 イモリ属
和 名 / アカハライモリ
学 名 / Cynops pyrrhogaster
全 長 / 10cm前後
分 布 / 本州〜九州(周辺の島)
分 類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属
和 名 / トウキョウサンショウウオ
学 名 / Hynobius tokyoensis
全 長 / 80-130mm
分 布 / 本州(群馬県を除く関東地方と福島県の一部)
分 類 / クジラ偶蹄目 シカ科 シカ属
和 名 / ホンシュウジカ(ニホンジカ)
学 名 / Cervus nippon centralis
体 長 / 90-200cm
肩 高 / 130-160cm
体 重 / 50-85kg
分 布 / 本州〜九州
分 類 / クジラ偶蹄目 イノシシ科 イノシシ属
和 名 / ニホンイノシシ(イノシシ)
学 名 / Sus scrofa leucomystax
体 長 / 100-170cm
肩 高 / 60-90cm
体 重 / 75-180kg
分 布 / 本州〜九州
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