新春ナイトツアー終了! 参加者は2名でスタッフはセローさんと黒マンバです。
去年も行ったこのツアーは、車に乗って移動しながら草原や植林を照らして、野生動物を探します。
参加者の2名はお知り合いで、内1名は去年のツアーにも参加して頂いています! そんな車内は始めからアットホームな雰囲気。
自己紹介をしてツアースタート!
最初は夜通る道を下見です。降りて草原をみたり、ハクビシンやムササビなど、見られるかもしれない動物のフィールドサインを確認しました。
下見の次は、去年見られなかったムササビ観察です。今回は場所を変えてみてのチャレンジ! 果たして結果は……
ムササビ正面でムササビを2頭発見!
なんと、ムササビを観察することができました。神社で待ち伏せしていたのですが、4頭も確認、その内2頭は滑空も観察成功! 幸先の良いスタートです。
ムササビから始まったツアーですが、その後は奥山のとある湖の周りを確認。そこでは木の上や斜面などの照らす場所をレクチャーして、目を慣らしてもらいました。
見られた野生動物は、「シカ、シカ、シカ!」 シカを5頭も発見です! シカでも楽しめましたが、全体的に心地よい場所のため少し車を降りて一息~
その後、次の場所へ移動! 続いては下見をした民家が近い里山環境です。去年も巡った場所でもあり、タヌキやキツネ、時にはカモシカなどが見られる可能性がある好条件な場所なのです!
最初の一周目は民家近くの草原や植林地にシカ! 畑にはタヌキを2頭発見! そして、林道に入って少しすると
参加者 「道路をなにかが横断しました!」
黒マンバ「行きましょう!」
車ですぐさま駆けつけると親子で行動していたハクビシンを発見! こちらをチラチラ見ながら、上へと登っていました。
こちらをじっと見つめるハクビシン
一周目は以上! 途中夕食を済ませて去年のリベンジマッチ! セローさん、黒マンバも参加者にカモシカを見せたいと必死でした。同じ道をもう一度行ってみると……
セロー「あの目の光、誰ですかね?」
セローさんが何かを発見! 降りて見てみると
しげみにいたカモシカを発見!
カモシカです! 葉っぱに隠れて見えにくいですが、顔がわかりました。そして、照らしても動かずさらには近くの葉っぱを「モグモグ」、ゆっくりと食べている様子などを観察ができました。
去年のリベンジは達成、カモシカ観察に夢中で気付いたら終了ギリギリ(笑)
帰り際にもう少し探していると
道路の真ん中でテンを発見しましたが、すぐに隠れてしまいました。逃げた先を見に行くと
セローさん、参加者 「おー! あ、いたいた!」
テンを目の前で見られたようで冬毛にとても感動していました! カモシカもテンも見られて満足していると、
セロー「あ! いたァ!」
斜面にカモシカが!
2頭目カモシカを発見! どこまでついているのやら……まさかの出会いに一同大興奮! 濃厚な最後となりました!
ツアーは無事に終了、参加者は「時間が短く感じたこと」や「案外民家の近くなど身近にいて驚いた」などの感想をいただきました。
飯能市は種類にもよりますが、かなり野生動物が見えやすいところです。観察する際は、あまりグイグイ行き過ぎると相手を刺激してしまうので、いくら動かない野生動物でも距離を保ちつつ観察をしましょう!
(黒マンバ)
分 類 / 齧歯目(ネズミ目)リス科 ムササビ属
和 名 / ムササビ
学 名 / Petaurista leucogenys
頭胴長 / 27.2-48.5cm
尾 長 / 28-41.4cm
分 布 / 本州〜九州
体 重 / 0.4-1.2kg
分 布 / 本州〜九州
分 類 / クジラ偶蹄目 ウシ科 カモシカ属
和 名 / ニホンカモシカ
学 名 / Capricornis crispus
体 長 / 110-120cm
肩 高 / 70-90cm
体 重 / 30-50kg
分 布 / 本州〜九州
分 類 / 食肉目(ネコ目) ジャコウネコ科 ハクビシン属
和 名 / ハクビシン
学 名 / Paguma larvata(P. l. taivana 台湾亜種)
頭胴長 / 47-54cm
尾 長 / 37-43cm
体 重 / 1.8-4.3㎏
分 布 / 日本各地
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