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記事: Blog2_Post

急に始まったガロアムシ観察!

今回、地面を歩くクモガタガガンボを探しに行ったのだが、特注のピックマトックを持ち地面を堀り始めたガロアさん!

この展開はまさか………


モリマナメンバーはこの時期でも落ち葉の上などで、活動する羽が退化したクモガタガガンボと土壌動物のトビムシやカニムシを探しに山地に行きました!

しかし、最初のポイントは土が乾燥していたためかあまり虫は見つからず、ポイントを変えて探すことになりました。


良い場所を移動して探していると、そこはあまり乾燥しておらず、土壌動物が好きそうな土の中は石だらけで隙間がそこらじゅうに空いていました。

黒マンバはとりあえず、クモガタガガンボを探すため、落ち葉の上などを見ていると。


ん?

隣には見覚えのあるピックマトックを持ったガロアさん、とつぜん土を掘り始め、何かを探していました。

そこに何かを察したpöllö=ポッロさんも加わり、その場でピックマトックを使う理由を理解出来ていないのは黒マンバだけでした。


ガロア「ガロアムシいるかもな~(笑)」

pöllö=ポッロ「だな~」

黒マンバ(あ、なるほど……)


黒マンバはここでようやく気付きました。

明らかに本題から離れて、土の中のガロアムシを探していることを……


ですが、良い機会!なぜなら、ガロアさんが趣味で捕りまくっているガロアムシを黒マンバは実際に見たことがありません。

内容はいつの間にか変わり、ガロアムシ探しとなっていました。


ターゲットは変わりましたが、結局移動した場所にはガロアムシが見つからなかったため、再度ポイントを変えてガロアムシ!

次に移動した先はかなり土の中に隙間が空いており、湿度も保たれていてガロアムシにはうってつけのポイントでした。


そもそもガロアムシという虫は、土の中に住んでいますがミミズのように穴を掘ることは出来ません

そのため、団粒状構造という土の中に隙間が空いている場所また、植物の根っこや石が段々になって出来た隙間などでくらしています。


そんな場所を黒マンバとガロアさんで掘り進めて行き、後ろからpöllö=ポッロさんもライトで照らし探すことで、その場限りのガロアムシ陣形が出来ていました(笑)


しかし、黒マンバは慣れていないためか見つけられません。とあることに気を付けて掘らなければ、ガロアムシを見落としてしまうのです。


まず、土をピックマトックで掘る度、隙間から出てきたり、土や石と一緒に落ちてくる小さなガロアムシを注視して見なければ逃してしまいます。

さらに、掘り進めると足元に土の山が出来てしまうため、どかさないと落ちてきたガロアムシがその山の隙間に入って逃げられてしまいます。

なので!黒マンバは山をどかしながら掘って行き、集中してガロアムシを探しました。


足元の山をどかす黒マンバ(撮影 pöllö=ポッロさん)

斜面を掘りガロアムシを探すガロアさんと黒マンバ(撮影 pöllö=ポッロさん)


そして、きりの良いところで終了!

なんと!気付けば2時間も掘り進めていました(笑)

成果は10匹程で幼虫から成虫まで見つけることが出来ました~が、ガロアさん、pöllö=ポッロさんがほとんど発見して、黒マンバの自力での発見は1匹のみでした……


黒マンバが自力で見つけたガロアムシ1匹


ですが!

黒マンバはガロアムシ採集のしかたや生態を知ることが出来て大満足でした!

なにか忘れてる気がしますが、見つけた達成感にひたりながら終了。

・・・・

~帰宅中~

黒マンバ「あ、ガガンボ……」




分類/ハエ目ガガンボ科クモガタガガンボ属

和名/ニッポンクモガタガガンボ

学名/Chionea nipponica

体長/3.5-6mm

分布/北海道、本州


分類/ガロアムシ目ガロアムシ科

和名/ガロアムシ

学名/ Galloisiana nipponensis

体長/20mm前後

分布/本州(関東・中部地方の山地)-九州

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