黒マンバが見た動物達のしわざ!? ということで、今回も山のふるさと村(以降やまふる)へ訪問し、スタッフのA部さんにお世話になってきました。前回とちがうところは、わたくし黒マンバの1人でうかがったという点です。
人ひとりが埋もれそうな土の山
最初は1人ということで緊張していましたが、やまふるの皆さんに手厚く歓迎していただき、緊張もすぐにほぐすこともできました。やまふるの皆さんありがとうございます!
早速フィールドに入り、哺乳類の「しわざ」を探します。今回は梅雨明けというのもあるのか、前回よりキノコが沢山生えていました。キノコにも注目しながら歩いていると・・・・・・。
何者かにかじられたキノコ
かじられたキノコを発見! 人が壊したものかと不安になり、確認するため断面を嗅いでみると、もの凄く臭い! これはキノコのにおいではなく、獣臭でした。キノコの食べ後は初めて見たため驚き、臭いのに3回も断面を嗅いでしまいました(笑)
「ん??あれ、なんですかね?」(黒マンバ)
次に発見したものは、しげみの奥にある土の山。(人ひとりが埋もれそうな土の山画像)
近づいてみると手前の方に穴があり、誰かに掘られた跡でした。最初はA部さんと、
「ニホンアナグマかな?」と話していましたが、山盛りになった土を見て、
「いや、ちがうかな?」という、微妙な形で終わってしまいました。
その後、pollo=ポッロさんに確認したところ、キツネのしわざでした。
巣穴を掘ったニホンアナグマは、後退りしながら外に土を出します。そのため、アクセストレンチと呼ばれる溝ができます。一方で、キツネはイヌのように掘ほるため、掘りたての巣穴の前には、土が山盛りに残ります。
ちなみに、キツネは巣穴を掘る際に穴が2つあることが多いようですが、ニホンアナグマは代々巣穴を使うため、穴がたくさん空いています。そして、ニホンアナグマの巣穴はまとめて「セット」と呼びます。
1人で訪問したやまふるはとても楽しかったのですが、やはりわからないことが多く、いつもモリマナメンバーの2人に頼り過ぎていたわたしがいました。
自分を見つめ直し、今後に活かす良い機会にもなったと実感しています・・・・・・。
(黒マンバ)
分 類 / 食肉目(ネコ目) イタチ科 アナグマ属
和 名 / ニホンアナグマ
学 名 / Meles anakuma
頭胴長 / 57.6-68.2cm
尾 長 / 12-15.8cm
体 重 / 4.6-9㎏
分 布 / 本州〜九州(日本固有種)
分 類 / 食肉目(ネコ目) イヌ科 キツネ属
和 名 / ホンドキツネ
学 名 / Vulpes vulpes japonica
頭胴長 / 52-76cm
尾 長 / 26-42cm
体 重 / 4-7㎏
分 布 / 本州〜九州
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