top of page
記事: Blog2_Post
執筆者の写真黒マンバ

山のふるさと村を歩く!−第2弾−

黒マンバが見た動物達のしわざ!? ということで、今回も山のふるさと村(以降やまふる)へ訪問し、スタッフのA部さんにお世話になってきました。前回とちがうところは、わたくし黒マンバの1人でうかがったという点です。

人ひとりが埋もれそうな土の山


最初は1人ということで緊張していましたが、やまふるの皆さんに手厚く歓迎していただき、緊張もすぐにほぐすこともできました。やまふるの皆さんありがとうございます!


早速フィールドに入り、哺乳類の「しわざ」を探します。今回は梅雨明けというのもあるのか、前回よりキノコが沢山生えていました。キノコにも注目しながら歩いていると・・・・・・。

何者かにかじられたキノコ


かじられたキノコを発見! 人が壊したものかと不安になり、確認するため断面を嗅いでみると、もの凄く臭い! これはキノコのにおいではなく、獣臭でした。キノコの食べ後は初めて見たため驚き、臭いのに3回も断面を嗅いでしまいました(笑)


「ん??あれ、なんですかね?」(黒マンバ)


次に発見したものは、しげみの奥にある土の山。(人ひとりが埋もれそうな土の山画像)

近づいてみると手前の方に穴があり、誰かに掘られた跡でした。最初はA部さんと、


「ニホンアナグマかな?」と話していましたが、山盛りになった土を見て、

「いや、ちがうかな?」という、微妙な形で終わってしまいました。

その後、pollo=ポッロさんに確認したところ、キツネのしわざでした。


巣穴を掘ったニホンアナグマは、後退りしながら外に土を出します。そのため、アクセストレンチと呼ばれる溝ができます。一方で、キツネはイヌのように掘ほるため、掘りたての巣穴の前には、土が山盛りに残ります。


ちなみに、キツネは巣穴を掘る際に穴が2つあることが多いようですが、ニホンアナグマは代々巣穴を使うため、穴がたくさん空いています。そして、ニホンアナグマの巣穴はまとめて「セット」と呼びます。


1人で訪問したやまふるはとても楽しかったのですが、やはりわからないことが多く、いつもモリマナメンバーの2人に頼り過ぎていたわたしがいました。


自分を見つめ直し、今後に活かす良い機会にもなったと実感しています・・・・・・。


(黒マンバ)


分 類 / 食肉目(ネコ目) イタチ科 アナグマ属

和 名 / ニホンアナグマ

学 名 / Meles anakuma

頭胴長 / 57.6-68.2cm

尾 長 / 12-15.8cm

体 重 / 4.6-9㎏

分 布 / 本州〜九州(日本固有種)


分 類 / 食肉目(ネコ目) イヌ科 キツネ属

和 名 / ホンドキツネ

学 名 / Vulpes vulpes japonica

頭胴長 / 52-76cm

尾 長 / 26-42cm

体 重 / 4-7㎏

分 布 / 本州〜九州

Comments


bottom of page