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記事: Blog2_Post

“ヤンマタケ”朱色のシンネマにうっとり

更新日:2023年9月14日

昨年末に確認したヤンマタケの越冬個体が気になり、黒マンバと有毒生物好きのSくんと一緒に、深夜、ナガレタゴガエルの産卵地でもある冬虫夏草の坪へ。


気になっていた越冬個体のヤンマタケは、見事に成熟していました。

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ミルンヤンマから発生したヤンマタケ


そんな深夜観察がありましたが、不覚にもカメラを持っていかなかったので、翌日、撮影機材を持って冬虫夏草の坪再訪問。


沢に張り出したアラカシの枝に着生したヤンマタケは、節々から惚れ惚れするほど鮮やかな朱色のシンネマが突出しています。

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節々から多数のシンネマが突出する


湾曲した棍棒型のシンネマ先端をよく見ると、粉状の分生子がついています。ちなみに分生子とは、無性的につくられた胞子のことです。


昨年はこの沢でヤンマタケを4個体(50m範囲)確認しましたが、今年の冬はいくつ見つけることができるか、楽しみ楽しみ。



分 類 / 麦角菌目 オフィオコルジセプス科

和 名 / ヤンマタケ

学 名 / Anamorph of Ophiocordyceps odonatae

宿 主 / トンボ科・ヤンマ科などの成虫

1件のコメント


唐突な連絡失礼致します。8歳になる息子がヤンマタケや冬虫夏草に強い興味を持っていたため、調べている過程で、ポッロさん及び森のフィールド学舎さんらの記事を拝見させていただきました。失礼だと思うのですがポッロさんらのブログで度々扱われているヤンマタケの沢を教えていただきたいです。また、探し方なども丁寧に教えて頂けると有り難いです。

追記

8歳にしては息子は大柄な方だと思うのですが山の中での採集は子供にとっては危ないでしょうか?及びそのための服装や装備なども教えて欲しいです。

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