2022年7月ごろ、シロマダラを黒マンバ宅にお招きしていました。
シロマダラは家にいたのは2日間、そのときに事件は起こりました……
なんと
そのシロマダラはメスで産卵していたのです!
かなり驚きながらも、ミズゴケと入れ物を用意して、素手で触らないようビニール手袋を使って移動。親のシロマダラは見つけたところにリリース。
数日後に蛇メタ師匠、pöllö=ポッロさんに会う機会があり相談しました。
相談後、ミズゴケを卵の上に少しかけたり、蓋にビニールをかませるといいと聞き、色々使える物をもらいました。
初期準備を済ませた後は頻繫に様子を伺い、霧吹きで湿らせて乾燥しないよう管理、また夏場は熱くなるので部屋の温度も気をつけていました。
生まれる日は約2か月後、9月の予定です。
その間黒マンバはヒヤヒヤでした。色々と不安でも湿度温度を維持して待つことしかできず、後は中にいるシロマダラ任せです。
そして来る9月上旬……
生まれたてのシロマダラ3匹
なんとシロマダラが3匹とも生まれていました! ありがとう!
生まれたばかりのシロマダラは灰色っぽい? 大人より白色はないように見えます。体は小さく、森にいても地面を注視しなければ、見逃してしまいそうです。
とぐろをまくとこれだけ小さい
また、卵の殻は柔らかく割るではなく、破いている印象です。
後に蛇メタ師匠からヘビの卵は水分をグリセリンに置き換えると、柔らかいまま保存できるとのことぜひ、保存したいと思います!
ヘビの卵を液体につけています
成蛇のヘビはたくさん見てきましたが、生まれたばかりのヘビを見るのは初めてです。
始めて管理は、何とか成功。シロマダラ幼蛇を活かせて良かったです!
ガロアさんが撮影したシロマダラ
いきものは美しい……
そんなシロマダラなどのヘビを見るイベントが今月やってきます。
2022年9月25日の「蛇ブルヘッダ蛇-昼編- -夜編-」です。昼編では山道を歩いて「アオダイショウ」などの昼のヘビ観察。
夜編では、林道を車で進み道路に出てくる「シロマダラ」や「タカチホヘビ」を観察していきます!
お申し込みはこちら↓
赤い文字タップすればツアーのページに移動します。お申し込みお待ちしております!
分 類 / 有鱗目 ナミヘビ科 マダラヘビ属
和 名 / シロマダラ
学 名 / Lycodon orientalis
全 長 / 30-80cm
分 布 / 北海道〜九州と周辺の島(日本固有種)
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