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極寒⁉ 驚きのダブル沢ツアー報告!

執筆者の写真: 黒マンバ黒マンバ

3月の始め2週に渡り、沢でのエコツアーを開催いたしました!

1回目は「ナガレタゴガエル」2回目は「ヒダサンショウウオ」です。

今回は生息地が似ている2種類のツアーをまとめて紹介します!


★ナガレタゴガエル

極寒の環境で果たして。ヒダサンショウウオとナガレタゴガエルは見つかるでしょうか?

どちらも沢に入る前に初めの話と自己紹介をして、早速スタート!

準備体操をして出発!


今回は3月2日の開催です。今までは2月下旬だったので、例年に比べてナガレタゴガエルの動きが遅い傾向にあります。いつもよりは暖かい中、ツアースタート。


なんと、ナガレタゴガエルは沢に入ってすぐに見つかりました!

沢におりてすぐに発見!


ブヨブヨのナガレタゴガエルを発見! オスがメスを抱いている姿も見ることが出来たため、メスが沢に降りてきて、ようやく繁殖が始まったのだと、実感できました。


水生昆虫なども観察中~

冬虫夏草探し中~


ナガレタゴガエル以外にも、はかせ、ポッロさんがアリに寄生する冬虫夏草を見つけて観察しました。主に湿気の多い場所で見られます。前回は、トンボの冬虫夏草が見られましたが、今回はありませんでした(泣)

椅子に座って皆でくつろいでいると、アンフィーから提案が⁉


この近くにもう一つ沢があるとのことでした。見に行くしかないでしょう!

ということで移動~

その沢は、1つ目の沢よりもナガレタゴガエルの数が多く、より多く観察することが出来ました! ありがとうございました‼



★ヒガシヒダサンショウウオ

沢に降りていきます


雪の中の開催となりました。ヒガシヒダサンショウウオはこの寒さでも動くことが出来ます! 人と違ってすごいですね〜


歩き始めたところで早速、参加者が幼生を発見!

ヒガシヒダサンショウウオの幼生は個体によって、上陸まで1,2年かかることもあるので、年中赤ちゃんに会えるのです。


この調子でかなり大きめな石をめくり、卵のう、成体探していきます!

探し中〜


卵のうは本流の大きな石の下で、水が流れているところに産卵します。

実際に環境を見ると「こんなところに産むの⁉」という声が出てくるほど不思議な場所です。

写真中央の石にくっついていました〜


なんと探していると卵のうがありました。青いように見える卵に歓喜! 美しすぎます。

協力して大きな石をめくります


成体は見つかりませんでした……

ただ、どうしても成体を見せたい! 大人も観察してほしい! ということで事前に採集していたヒガシヒダサンショウウオの大人を、見て終わりにしましょう!

皆で観察!


ツアーでは成体だけ見つかりませんでしたが、無事ヒガシヒダサンショウウオを楽しむことが出来ました!

今回初めてでしたが、今後定番になるかも!?

乞うご期待ください!


2週連続、沢の中をお届けしました。

山奥の両生類の次は、里の両生類のツアー「トウキョウサンショウウオの保全活動」を行います! お申し込みはこちら 是非ともお申し込みご検討ください!



(黒マンバ)


和 名/ヒガシヒダサンショウウオ

学 名/Hynobius fossigenus

分 類/サンショウウオ目 サンショウウオ科

体 長/80-180mm

分 布/関東西部から愛知にかけて


和 名/ナガレタゴガエル

学 名/Rana sakuraii

分 類/無尾目 アカガエル科 アカガエル属

体 長/38-60mm

分 布/関東地方から中国地方の山間部













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