12月17日pöllö=ポッロさんと黒マンバでムササビエコツアーを行いました!
参加者は大人9名,子供3名、計12名です。
さらに10月のムササビツアーに参加して頂いたご家族が今回もいらっしゃいました! 最初の説明、自己紹介を終えてエコツアースタート!
最初はフィールドに行く前にムササビのフィールドサインを解説!
枝や葉っぱなどの食痕(食べあと)や、フンなどを見たり触ったりしてもらいました。
フンや枝の切り方などを説明
準備は万全、ムササビはまだ出てこないので、明るいうちに下見をします。
ムササビが出てくる時間は真っ暗ですので、足元がよく見えません。安全に観察するため、事前に地面の凹凸を見て夜に備えましょう。
ここからスタート!
下見をしている最中、フィールドサインも落ちているので、参加者と一緒に探します。
夜はあぶない左側の側溝にフィールドサインがあるかも
参加者の方々は足元をよく見て進み、桜の冬芽の食痕を発見したり、10月も参加してくれたお子さんが嬉しそうにフンを持ってきてくれました。さらに奥の方に進むとpöllö=ポッロさんが何かを発見! マツグミという半寄生植物の食べあとが落ちていました。
マツグミを解説するpöllö=ポッロさん
木の上にある植物はなかなか見つけられませんが、ムササビが落とすことでどんな植物があるか、教えてくれることもあります。また、ムササビが柿の食べ残しを落とすことで、木に登れないニホンアナグマが柿を食べられてもいるのです。
そんなこと気にしていないと思いますが、ムササビさまさまですね!
下見を終えた後、早速ムササビ観察。日の入りは16時30分ごろ、その30分後にムササビが出てくると言われています。
ムササビを出待ち中
自然にできた樹洞を見てみるとムササビが顔を出していました。
しばらく出待ちをしていると……
参加者
「おー!」「あー出た出た!」「すごい!」
17時20分ごろムササビが滑空! 皆さん見逃さず滑空が見られました。せっかくなのでムササビを追いかけてみます。
向かった先にはpöllö=ポッロさんが移動したムササビを発見していましたが、木の上で動きがない様子です。しばらく観察していると別のムササビが近くの木に滑空!
2頭の滑空を見られましたが、人が多く緊張して動かなくなってしまったのかも……
時間も迫ってきたので戻りながら前にも紹介したムササビを確認。ツアー終了の18時ごろでもまだ寝ていました(笑)
このムササビは少し寝坊助(笑)
最終的に3頭見られたムササビツアーは終了!
最後に感想を聞くと、「ムササビ観察だけでなくフィールドサインの話も聞いたことがなく楽しかった、面白かった」など、とてもありがたい言葉を頂きました!
ムササビの行動には必ず何かの意味があります。ただ見られた、滑空しただけでなく、どこい向かっているか何をしているのかなど考えると、別の面白さがあるかもしれません。
(黒マンバ)
分 類 / 齧歯目(ネズミ目)リス科 ムササビ属
和 名 / ムササビ
学 名 / Petaurista leucogenys
頭胴長 / 27.2-48.5cm
尾 長 / 28-41.4cm
体 重 / 495-1250g
分 布 / 本州〜九州
分 類 / ビャクダン目 オオバヤドリギ科 マツグミ属
和 名 / マツグミ
学 名 / Taxillus kaempferi
分 布 / 本州(関東地方以西)〜九州
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