3月11日、夕方から黒マンバとセローと集合して、3人で飯能トウキョウサンショウウオ・プチ調査。目的は、産卵ピークがいつ来るのかを予測するためのフィールドワーク。
側溝の卵嚢を確認するセロー(左)と黒マンバ(右)
はじめに入った谷は、昨年4月16日、32卵嚢確認したポイント。早々にセローが抜群の捜索力で、卵嚢と成体を発見。ここで確認できたのは、卵嚢7(1つ未確認)と成体2頭(2頭ともオス)。
次に入った谷は、昨年4月15日、72卵嚢確認した最も安定感のあるポイントのひとつ。ここでもセローが卵嚢と成体を発見。黒マンバ、がんばれよ・・・・・・おい(笑)ここで確認できたのは、卵嚢10と成体1(オス)。
この谷はケモノのしわざが多いので、どうしてもケモノに意識が向いてしまう。黒マンバとセローがトレイルカメラを仕掛けていたので、どんな生態行動が映るか期待大。
最後に入ったのは、昨年4月21日、26卵嚢を確認した住宅街の近くにある側溝産卵ポイント。ここは水源が変わってしまったこともあり、産卵地としては風前の灯火・・・・・・。今回、6卵嚢確認できたけれども、いつまでトウキョウサンショウウオの産卵地として機能するのだろう。水場だけではなく、成体が暮らす林床の乾燥化も気になる。
側溝内の卵嚢
今回、飯能トウキョウサンショウウオ・プチ調査を終えて、現時点で予測される産卵ピークは「3月下旬」かしら。となると卵嚢調査は昨年と同様、4月に入ってからだね。
(pöllö=ポッロ)
*2020年春、モリマナで行ったトウキョウサンショウウオの調査記録(5.5.1)は、
コチラで閲覧することができます。
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トウキョウサンショウウオ研究会
分類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属
和名 / トウキョウサンショウウオ
学名 / Hynobius tokyoensis
全長 / 80-130mm
分布 / 本州(群馬県を除く関東地方と福島県の一部)
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