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記事: Blog2_Post

調査に行くぞ! ムササビ調査隊!

埼玉県内にある様々な社寺、のどかで良い場所が沢山だ・・・その社寺を転々とする5人組、御朱印集めではなさそうな、、、談笑しながら地面を見て何かを探しているみたいだぞ?

H氏  「ここのフンでかいな」

黒マンバ「びふん(美糞)だなぁ」

pollo=ポッロ「びふんいいね~(笑)」

T氏「集めてアクセサリーに出来るかな?(笑)」

gallois=ガロア「え?、じゃあつめようぜ!」


な、なにをしてるんだ?この人たち???



この日、黒マンバ、pollo=ポッロさん、ガロアさん、そしてほぼ準メンバーな、旧式ジムニーと紺色グッズが好きなH氏と、食材を渡したら何でも切ってくれるヘビ嫌いのT氏5人が集結、神社やお寺を巡り、ムササビの調査をしていました。


「ムササビの調査?」なにそれ? そう思った人、少なくないと思います。

実は最近「もりのまなびや」では埼玉県内の神社や寺を巡って、ムササビの調査を始めたのです。調査の内容はそこまで難しくありません。ムササビは山地を中心に生息する動物、埼玉県の分布境界を知りたくて、平野部と山地の境界辺りを、範囲を決め、そのブロック中の神社やお寺を見ています。ムササビがいるかいないか食痕やフンなどの、フィールドサインで判断して、記録をするといったフィールドワークです。


この日はガロアさんが作成した、約30ヵ所の社寺が記載されているリストを頼りに、調査を行ってきました。


その中でもフィールドサインがあった場所は5ヵ所、そしてこの日最も多く見つけたムササビのフィールドサインはこちら!フンです!

大きさ約5-8mmのムササビのフン


ムササビのフンです。地面を見てこんな小さなフンを見つけるのは困難かと思いきや、一度見つければ目が慣れてしまうため次々と発見することが出来ます。


このムササビフン、季節の変わり目で食べるもが変わったり、親子や個体差での違いも多少出るようで、それぞれの社寺によってフンの大きさや色に少し違いがありました!

場所によっての違いを発見して話し合いをしながら、他のフィールドサインを探していると

pollo=ポッロ「お、ここにスゴイのあるぜ」



またしてもフンですが他のとは少し違ったもの  

これは水分量が多い植物をムササビが食べたときたまに出る数個のフンがくっついた「くっつきフン」


このフンが見つかった神社では、他のフンも少し大きかったため

T氏「大きいね~」

H氏「健康なのかな」

などと話をしていると・・・はっ!突如とある単語が黒マンバの脳裏をよぎった!

黒マンバ「びふんだなー(小声)」(美しいフン)

pollo=ポッロ「びふんいいねー(笑)」


突然出てきたその訳の分からない単語をついつい小声で言ってしまい、pollo=ポッロさんに拾われたため、その日少し大きめなフンを見つけると皆が「びふん」と言うようになりました。そしてT氏はチャック付き袋に集め始めてしまいました。「びふん」の魅力はすごい!


フンの他にも冬芽を食べた食痕や歯をかじった跡が。面白かったのはクスノキの葉っぱ食痕が、2カ所の神社で見つかったことです。それをしげしげと観察していると・・・。

ガロア「ムササビはこれ食べておいしいのかね?」


と言ってクスノキの葉っぱをおもむろに口に入れたガロアさん、黒マンバも気になり後に続いて口に入れて味を確かめると、青臭い感じはなく香辛料のような少し辛い味でこんなの食べるているのかと体で実感しました。

なお、他の3人はガロアさんと黒マンバの行動に驚き、明らか引いていた模様。


5人ということもあり、雑談をしながら楽しくフィールドワーク終了!、しかも調査はとてもはかどり日の入り前にはノルマをこなすことが出来ました。


黒マンバとしては、集中して、フンをかなりの量、見ることができたため、場所によって、大きさや雰囲気の違いがわかりました。また、食痕や樹洞など他のフィールドサインが多く見つかれば新たな違いを知ることが出来ます。本題の目的とは違いますが、ムササビのことを深く知れて楽しいと思ったそんな一日でした!


いずれ、調査の結果は公表します!約束です。


分 類/げっし目(ネズミ目) リス科 ムササビ属

和 名/ムササビ

学 名/Petaurista leucogenys

頭胴長/27-48㎝

尾 長/28-41㎝

体 重/500-1300g

分 布/本州~九州


黒マンバ

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