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色彩豊富なショウリョウバッタ

明るい草地に、夏の終わり頃になると姿を現すショウリョウバッタの成虫。

ショウリョウバッタも、ナナフシ類と同じ隠蔽的擬態(mimesis)の名手です。

ススキの葉を食べるショウリョウバッタのメス


ススキなどのイネ科植物を好むショウリョウバッタは、バッタ目の中でもだいぶ大型のバッタです。ですが、イネ科植物の細長い葉の上でじっとしていると、目をこらして探しても案外と見つからなかったりもします。


バッタ目の中には、同じ種でカラーバリエーションをもつものが多く、緑色茶色などが見られます。ショウリョウバッタもご多分に漏れず、体色変異が見られます。


ショウリョウバッタが自分の色を意識しているとは言いませんが、それぞれの体色に合った、絶妙に目立ちにくい場所で、緑色茶色、色のハイブリッドなどを見かけます。

ショウリョウバッタのオスやメス、幼虫の体色バリエーション


9月もあと少しになると、通っている草原で観察できる昆虫も様変わりして、頻繁に見かけていたショウリョウバッタの成虫も、見かける機会がぐんと減ってきました。

ピンク色をしたショウリョウバッタのメス


今年はピンク色の体色の、ショウリョウバッタをはじめて観察することができたので、来年はショウリョウバッタ以外の、他のバッタ類の体色変異にも注目してみないとね。


pöllö=ポッロ


分類 / バッタ目 バッタ科 ショウリョウバッタ属

和名 / ショウリョウバッタ

学名 / Acrida cinerea

体長 / ♂40-50mm ♀75-80mm

分布 / 本州〜九州・南西諸島

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