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“mimesis”と言えばナナフシ類

最近、pöllö=ポッロの日課となりつつあるクモ探索。夜にクモを探して林縁部の枝や草の間を凝視していると、かなりの数のナナフシ類がいることに気づき、ちょっとびっくり。

飯能産初記録!? シラキトビナナフシ


ナナフシ類は、見事に姿をくらます、言わずと知れた隠蔽的擬態(mimesis)名手。

昼間、ナナフシ類を探すのは、そこそこ手こずりますが、夜間は案外と見つけやすいもの。ライトを頼りに探すことで、見る的が絞れるのもありますが、何よりも、ナナフシ類は夜のほうが活発に行動するので、見つかる可能性も高くなるのです。


飯能には、何種のナナフシ類が生息するのかが気になっていた矢先に、それほど標高のない場所で、シラキトビナナフシを見つけました。おそらく、飯能で初記録では!? まぁ初記録と言っても、調べられていないだけだと思いますが。

ナナフシモドキ(ナナフシ)・左上 / エダナナフシ・右上

トゲナナフシ・左下 / ヤスマツトビナナフシ・右下


上の画像は、全て飯能産のナナフシ類。あとはニホントビナナフシを見かければ、埼玉県で観察することのできるナナフシ類全種かしら。ちなみにナナフシ類の多くは、メスだけで増える単為生殖。希にオスが見つかる種もいますが、オスを観察してみたいね。


(pöllö=ポッロ)


分類 / ナナフシ目 ナナフシ科 ナナフシ亜科

和名 / ナナフシモドキ(ナナフシ)

学名 / Baculum irregulariterdentatum

体長 / 70-100mm

分布 / 本州〜九州


分類 / ナナフシ目 ナナフシ科 ヒゲナナフシ亜科

和名 / エダナナフシ

体長 / 65-110mm

分布 / 本州〜九州


分類 / ナナフシ目 ナナフシ科 ヒゲナナフシ亜科

和名 / トゲナナフシ

学名 / Neohirasea japonica

体長 / 60-75mm

分布 / 本州〜九州


分類 / ナナフシ目 ナナフシ科 トビナナフシ亜科

和名 / ヤスマツトビナナフシ

学名 / Micadina yasumatsui

体長 / 40-65mm

分布 / 本州〜九州


分類 / ナナフシ目 ナナフシ科 トビナナフシ亜科

和名 / シラキトビナナフシ

学名 / Micadina conifera

体長 / 40-55mm

分布 / 北海道〜四国

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