top of page
記事: Blog2_Post

秋の風にふわっと飛ぶ、フジバカマの綿毛

今回は「フジバカマ(藤袴)の綿毛」を一足先に観察できたので、その姿やちょっとした豆知識をご紹介します(´︶`*)🍂

ree

草原に生えるフジバカマ


フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属の多年草で、古くから日本の秋を彩る「秋の七草」のひとつとして知られています。

お花の時期が終わると、ふわふわの綿毛に変わります!

これは「冠毛(かんもう)」と呼ばれるもので、種子を風に乗せて飛ばすための工夫です。

ひとつひとつの種子はとても小さいですが、この冠毛によって遠くまで運ばれ、新しい場所で芽を出す可能性が広がります(´▽`)


ree

ふわふわな冠毛


実際、野の花の多くはこうした「風散布(ふうさんぷ)」と呼ばれる方法で生き延びています。

ただかわいいだけじゃなくて

“種を遠くまで飛ばすための仕組み”

風にのって新しい場所へ旅立っていくんです( ˘͈ ᵕ ˘͈ )ノ゙ ✧‧˚


また、昔から万葉集に登場したり、薬草として使われていた歴史ある植物ですが、実は野生のフジバカマはかなりレアです…!

河川改修や環境の変化によって自生地が減り、準絶滅危惧種に指定されてます。

群馬県では、フジバカマの繁殖・栽培方法の検討が行われています( ˊᵕˋ )੭


秋の散歩の途中で、ふとフジバカマの綿毛を見かけたら、ぜひ立ち止まって眺めてみてください!

秋の空気を感じながら綿毛を追ってみると、自然と心もふんわりとあたたかくなります(´˘`*)


(タビー)


分類:キク科ヒヨドリバナ属

和名:フジバカマ(藤袴)

学名:Eupatorium japonicum

体長:高さ50〜150cmほどの多年草

分布:日本(本州・四国・九州)

コメント


©2020 森のフィールド学舎 by Wix.com

bottom of page