秋の風にふわっと飛ぶ、フジバカマの綿毛
- タビー
- 2 日前
- 読了時間: 2分
今回は「フジバカマ(藤袴)の綿毛」を一足先に観察できたので、その姿やちょっとした豆知識をご紹介します(´︶`*)🍂

草原に生えるフジバカマ
フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属の多年草で、古くから日本の秋を彩る「秋の七草」のひとつとして知られています。
お花の時期が終わると、ふわふわの綿毛に変わります!
これは「冠毛(かんもう)」と呼ばれるもので、種子を風に乗せて飛ばすための工夫です。
ひとつひとつの種子はとても小さいですが、この冠毛によって遠くまで運ばれ、新しい場所で芽を出す可能性が広がります(´▽`)

ふわふわな冠毛
実際、野の花の多くはこうした「風散布(ふうさんぷ)」と呼ばれる方法で生き延びています。
ただかわいいだけじゃなくて
“種を遠くまで飛ばすための仕組み”
風にのって新しい場所へ旅立っていくんです( ˘͈ ᵕ ˘͈ )ノ゙ ✧‧˚
また、昔から万葉集に登場したり、薬草として使われていた歴史ある植物ですが、実は野生のフジバカマはかなりレアです…!
河川改修や環境の変化によって自生地が減り、準絶滅危惧種に指定されてます。
群馬県では、フジバカマの繁殖・栽培方法の検討が行われています( ˊᵕˋ )੭
秋の散歩の途中で、ふとフジバカマの綿毛を見かけたら、ぜひ立ち止まって眺めてみてください!
秋の空気を感じながら綿毛を追ってみると、自然と心もふんわりとあたたかくなります(´˘`*)
(タビー)
分類:キク科ヒヨドリバナ属
和名:フジバカマ(藤袴)
学名:Eupatorium japonicum
体長:高さ50〜150cmほどの多年草
分布:日本(本州・四国・九州)
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