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記事: Blog2_Post

水辺に集まった謎の輩たち

9月の中旬のお昼過ぎの出来事、黒マンバの携帯に一本の電話が入った・・・・・・。


「今日アカハライモリの調査行くみたいだけどどう?」pöllö=ポッロ)


「え? あ、行きます!」黒マンバ)


黒マンバの考えには「行く!」以外の考えはなかった。


夕方、黒マンバは少し遅れて待ち合わせ場所に到着。


「人を待たせているからすぐ向かおう」ガロア)

陸に上がったアカハライモリ


現地に到着すると、すでに3人がライト片手にわたしたちの到着を待っていて、下車をしてすぐに自己紹介。かなり怪しく、只者ではなさそうな面々・・・・・・。

軽く自己紹介を済ませると、さっそく6人は本題のアカハライモリ


水中にいるイモリをライトで照らすと、すぐに落ち葉の下に潜ってしまいます。

しかし! たまたま水辺のすぐ横でぼーっとしているアカハライモリを発見!


逃げられないようゆっくりと近づき撮影をはじめ、みなヒヤヒヤしながらなんとか撮影を終わらせました(汗)


その後は、すぐに水中の落ち葉の下に隠れてしまったので、少し離れて落ち葉の下から出てくるのを待つことに。待っている間、みなさんは両生類・爬虫類トークで盛り上がっていましたが、黒マンバは若すぎるのか少し着いていけず、フィールドや生物に対する熱意と知識、経験のちがいを思い知らされました……。


そんな熱意にやられながらアカハライモリの観察が終了!

楽しい時間はあっという間にすぎ解散、気がついたら2時間も立ち話をしていました(笑)

動きを止めたタカチホヘビ


わたくしの、たいした活躍も見せることもできずに、意気消沈していた帰り道の黒マンバは、気が抜けてしまっていました。と、その時!


「おぉ~なんかいたな~」(pöllö=ポッロ)

「たしかにいたね~」(ガロア)

「???」(黒マンバ)


車を少しバックさせ、車窓から確認すると、道路をのんびり横断するタカチホヘビを発見!

黒マンバはタカチホヘビと聞き、誰よりも急いで下車をし、激写! 激写! 激写!

pöllö=ポッロさんに撮られていました(笑)


黒マンバは、道路でも関係なく汚れるのも無視し、被写体を撮りやすい姿勢で撮影しています(笑)OH! クレイジィー! みなさんの熱意にやられたと思っていましたが、自分も相当なヤツだと、この写真を見て思った黒マンバでした……(笑)


(黒マンバ)


今回観察したアカハライモリは埼玉県の県内希少野生動植物に指定されています。指定種の捕獲、採取、殺傷などを行う場合は届け出が必要です。保護に支障を及ぼす恐れがあると認められた場合は捕獲などは出来ません。また、届け出をしないで捕獲などをした場合は罰則(6月以下の懲役又は30万円以下の罰金)の適用があります。そのため生息地を特定することができないような画像のみを掲載しております。


分 類 / 有尾目 イモリ科 イモリ属

和 名 / アカハライモリ

学 名 / Cynops pyrrhogaster

全 長 / 10cm前後

分 布 / 本州〜九州(周辺の島)


分 類 / 有鱗目 タカチホヘビ科 タカチホヘビ属

和 名 / タカチホヘビ

学 名 / Achalinus spinalis

全 長 / 30-50cm

分 布 / 本州〜九州(周辺の島)

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