3月8日の深夜、黒マンバ、ももたろう、ごぼうと4人で、ヒガシヒダサンショウウオの産卵状況を確認しに、雪が舞い降る中、深夜に埼玉県某所の奥山へ。
雪が降り積もる中、ヒガシヒダサンショウウオを探すモリマナメンバー
飯能でトウキョウサンショウウオの産卵がはじまってから1週間ほどすると、山地にくらす流水性のサンショウウオ、ヒガシヒダサンショウウオの産卵がはじまります。
約5年掛けて、埼玉県におけるヒガシヒダサンショウウオの生息地を調べた結果、今回訪れた奥山の渓流は、比較的はやめに卵嚢が観察できることがわかっています。
ヒガシヒダサンショウウオ以外にも、ここではハコネサンショウウオも観察できますが、卵嚢はさすがに見たことがありません。いつか見てみたいものです。
構造色で青白く光を反射した卵嚢(この画像は以前撮影したもの)
ヒガシヒダサンショウウオの産卵地を荒らしたくないので、チェックする箇所を絞り込み、雪の中、探索していると、
「ビンゴ!」
到着して15分ほどで卵嚢が見つかりました。
これまでに幾度もヒガシヒダサンショウウオの卵嚢を観察してきましたが、毎度毎度、青白く光を反射した美しい卵嚢にうっとりです。
仕草がとても愛らしいヒガシヒダサンショウウオの成体
ヒガシヒダサンショウウオの成体を見つけることができ、しばらく観察していましたが、さすがの極寒に、小一時間ほどで奥山を退散。
飯能におけるトウキョウサンショウウオとヒガシヒダサンショウウオの分布はだいぶわかってきたけれど、今年こそは飯能に生息するハコネサンショウウオを観察しなければね。
和 名/ヒガシヒダサンショウウオ
学 名/Hynobius fossigenus
分 類/サンショウウオ目 サンショウウオ科
体 長/80-180mm
分 布/関東西部から愛知にかけて
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