top of page
記事: Blog2_Post

富士山の麓に春の蛾を求めて

更新日:2021年4月29日

四月某日。


黒マンバセローpöllö=ポッロさんに誘われて、とある本の制作陣の顔合わせに参加することになった。しかしこの顔合わせ・・・・・・会場が富士山麓の森の中で・・・・・・



というわけで今回モリマナの3人は、顔合わせを兼ねて静岡県の富士山フィールドワークをしてきました。


目的は、そう、ズバリ、!!!

春に舞うを求めライトトラップによる誘引を試みます。


狙うはアズサキリガとタカオキリガ。まずはこの2種の食樹であるマツ科の木が生えたポイントに拠点を構え、トラップを設置することに。


しかし黒マンバとセローはライトトラップ経験の浅い未熟者。

プロの蛾ハンターの背中を見ながら手伝い、組み立てていくと・・・・・・

ババーン!!!


今回は贅沢にも2つの本格的なトラップを設置しました。ライトの総数はなんと15台!


空には煌々と光る月、時折パラパラと降る雨。条件が悪い中はたしては来るのか?

しばらく待っていると・・・・・・


バタバタッ

来ました!初めに飛来したのはエダシャクの仲間ネグロケンモン



さらに数分後には・・・・・・

春のガの代表格エゾヨツメ


あまりに早いビッグネームの登場にシャッターを切る手が止まりません。

見てください、この。セローが見たかったです・・・・・・!


エゾヨツメとのツーショットにご満悦な黒マンバ



写真撮影に夢中になっていると、みんなが何やら集まっているので覗いてみると・・・・・・

折れた枝が付いてるだけじゃないか・・・・・・・・・・・・んんんん!!!


出ました!狙っていた空飛ぶ小枝、タカオキリガです。

見事なまでに表現された小枝ボディに感激。

正面から見ると、枝の断面に顔があるようで可愛い・・・・・・!



場も盛り上がってきたところに、ついに春の主役が舞い降ります。

圧倒的な存在感を放つ、一際大きなガ。イボタガです。


あまりの美しさに一同息を飲み、黒マンバのボルテージはMAX。


黒マンバ「Oh~oh my God・・・!! Unbelievable・・・!!!」

見てください、この。セローが見たかったです・・・・・・!!!


後半は飛来したの撮影をしながらガ談義で盛り上がりました。



ここからは、セローが個人的に気に入ったを紹介します。

アオバシャチホコ

重厚感のある金と銀がゴージャス。


シロテンシャチホコ

メタリックな抹茶スイーツカラーが渋い。


ミヤマゴマキリガ

薄緑、黒、白の斑模様がオシャレ。


ユミモンマルハキバガ

シックでスタイリッシュな弓模様がカッコいい。


キホソスジナミシャク

幾層にもなる並々模様にスッと走る黄色いライン、極め付けは猫目。

小さいながらも緻密な模様が美しい。



アズサキリガは現れなかったものの、タカオキリガを代表するエゾヨツメイボタガが見れ大満足のフィールドワークでした。


たった4時間で20種以上のを見ることができ、大変勉強になりました。



今回、たくさんの種類のを紹介しましたが、の仲間は現在日本で7000種近くいるとされています。

何かと嫌われがちな“”ですが、皆さんもその多様さと美しさに圧倒されてみてください。

黒マンバの魅力にすっかり取り憑かれてしまったみたいですよ。


(セロー)


分 類 / 鱗翅目(チョウ目)ヤママユガ科

和 名 / エゾヨツメ

学 名 / Aglia jponica

前翅長 / 34-53mm

分 布 / 本州〜九州

*スペックは成虫のもの


分 類 / 鱗翅目(チョウ目)ヤガ科

和 名 / タカオキリガ

学 名 / Pseudopanolis takao

前翅長 / 16-18mm

分 布 / 本州〜九州

*スペックは成虫のもの


分 類 / 鱗翅目(チョウ目)イボタガ科

和 名 / イボタガ

学 名 / Brahmaea japonica

前翅長 / 44-55mm

分 布 / 北海道〜九州

*スペックは成虫のもの

Comentarios


©2020 森のフィールド学舎 by Wix.com

bottom of page