埼玉県産のマツムシを観察したいと思っていた矢先、ガロアから生息地を見つけたとの連絡が入る。おぉ、それは行かねば! ということで、モリマナメンバーのガロアと黒マンバと北埼玉某所で集合し、3人で生息地に出かけて来ました。
草かげで鳴くマツムシのオス
ガロアの案内で生息地に到着すると、いろいろな種類の秋の鳴く虫たちの声が、草地や木の上から聞こえてきます。その大合唱の中から、「チッ チロリ」や「ピッ ピピッ」と聞こえるひときわ高いマツムシの鳴き声。
「おっ、いるね〜マツムシ」
生息地は河原の一段上にある、背丈の高い草が生えた、やや乾燥したしげみ。
このような環境は、飯能市近隣でも思い当たるポイントが複数あるので、一度ぐるっとまわって確認しておかねばね。
麦藁色のマツムシのオス
マツムシ以外にも、飯能で見かける機会の少ないハタケノウマオイや、黒っぽい体色をしたトノサマバッタの群生相などなど、心躍るバッタのなかまがいろいろと観察できて大満足。
これで、唱歌「蟲のこえ」に登場するバッタのなかまは、全て埼玉県産でおさえたね。
(pöllö=ポッロ)
分類 / バッタ目 コオロギ科
和名 / マツムシ
学名 / Xenogryllus marmoratus
体長 / 18-24mm
分布 / 本州〜南西諸島
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