半夏生のころに咲く植物
- pöllö=ポッロ
- 7 時間前
- 読了時間: 1分
夏至から11日目、暦の半夏生の頃に開花するのが和名の由来となったハンゲショウ。別名を、片白花と言います。その涼しげな姿から、茶花にさせるのもうなずけます。

低地の湿地に群生していたハンゲショウ
また、花期に花序の近くの葉が白くなり、半分化粧をしたように見えため、半化粧と書くこともあります。

白くなったハンゲショウの葉

花序をつける前の、葉が白くないハンゲショウ
ハンゲショウは、低地の湿地や田んぼのまわりなど、水辺に生育するドクダミ科の多年草で、花序ははじめ垂れていますが、開花するにつれて立ち上がります。
花がちょっぴり地味なため、葉が半分白くなって昆虫を誘います。

訪花したコウヤホソハナカミキリ(Strangalia koyaensis)のペア

訪花したヒメトラハナムグリ(Lasiotrichinus succinctus)
飯能市では一箇所だけ、やや暗い湿地林でハンゲショウの大群落がありますが、ほど良い湿地って無くなりつつあるので、この群落もいつまで存続するか心配……です。
分 類 / コショウ目 ドクダミ科 ハンゲショウ属
和 名 / ハンゲショウ(半夏生)
学 名 / Saururus chinensis
花 期 / 6-7月
生活型 / 多年草
分 布 / 本州〜九州・沖縄
Comments