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半夏生のころに咲く植物

夏至から11日目、暦の半夏生の頃に開花するのが和名の由来となったハンゲショウ。別名を、片白花と言います。その涼しげな姿から、茶花にさせるのもうなずけます。

低地の湿地に群生していたハンゲショウ


また、花期に花序の近くの葉が白くなり、半分化粧をしたように見えため、半化粧と書くこともあります。

白くなったハンゲショウの葉

花序をつける前の、葉が白くないハンゲショウ


ハンゲショウは、低地の湿地や田んぼのまわりなど、水辺に生育するドクダミ科の多年草で、花序ははじめ垂れていますが、開花するにつれて立ち上がります。


花がちょっぴり地味なため、葉が半分白くなって昆虫を誘います。

訪花したコウヤホソハナカミキリStrangalia koyaensisのペア

訪花したヒメトラハナムグリLasiotrichinus succinctus


飯能市では一箇所だけ、やや暗い湿地林でハンゲショウの大群落がありますが、ほど良い湿地って無くなりつつあるので、この群落もいつまで存続するか心配……です。



分 類 / コショウ目 ドクダミ科 ハンゲショウ属

和 名 / ハンゲショウ(半夏生)

学 名 / Saururus chinensis

花 期 / 6-7月

生活型 / 多年草

分 布 / 本州〜九州・沖縄

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