みなさん、ヘビはお好きですか?
わたくし“黒マンバ”は、大好きですっ!
ヘビ探しをしたフィールド
何かと嫌われることが多いヘビですが、今回モリマナメンバー3人は、ヘビを探すためだけにフィールドに行きました。水辺に生息するヘビを探していたため、田んぼなどをメインにフィールドワークしましたが、なかなか見つかりません。それもそうでしょう、何故ならヘビは、「温度・湿度・天候」の条件が揃わなければ姿を現さないからです。
ひたすらヘビを探す……
モリマナメンバーは、ヘビを何時間も探していましたが全く見つからず、やはり歩いていると昆虫や植物に目がいき、ヘビ探しに若干飽きる素振りも見せていました。しかし、わたくし黒マンバは諦めず、ただひたすらヘビのみを探しました。すると、前方を横切る細長い物体……奴でした。急いで足で押さえつけ頭を捕み、そのヘビを腕いっぱいに掲げてこう言い放ちました。
「と、採りました!」
挙動不審気味に言葉を放つと、他のメンバーが「オォー!」と歓喜の声、まさかわたくしが、起死回生の一手を打つとは夢にも想いませんでした。
ヤマカガシの成蛇
このヘビはヤマカガシで、攻撃性はあまり高くはありませんが、奥歯に猛毒(出血毒)を持つ危険生物です。見つけても絶対に素手で触ったり、追いかけて驚かせてはいけません。奥歯で咬まれると、血液が固まる作用がくるい、体のあちこちで出血を起こしてしまいます。
体を平らにして威嚇するヤマカガシ
わたくしが捕まえてから場の空気がとても盛り上がり、ヤマカガシラッシュが続きました。2頭のヤマカガシ成蛇が出現し、さらに1匹はカエルを食べている最中で、野生下での食物連鎖の一端を見せつけられ、とても良い結果で終了することができました。
シュレーゲルアオガエルを捕らえたヤマカガシ
生きものは、何時間かけて探しても見つからないことも多々あります。しかし、そこで諦めず限界ギリギリまでやり続けることも必要で、懲りずに何日もやっていれば必ず良い結果に辿り着くことができる……。 「努力は必ず、報われる」 本当に、その通りですね。
(黒マンバ)
分類 / 有鱗目 ナミヘビ科 ヤマカガシ属 和名 / ヤマカガシ
学名 / Rhabdophis tigrinus 全長 / 70-150cm
分布 / 本州〜九州とその周辺の島
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