突然ですが黒マンバは、MIKAMI塾というグループを立ち上げました。
始まりは、pöllö=ポッロさんの教え子である学生たち、すなわち黒マンバの後輩が、フィールドワークの楽しさに目覚めたため、pöllö=ポッロさんから「自分の勉強にもなるから後輩のお世話をしなさい」と、黒マンバに押し付けられたところからはじまりました(笑)もちろん、pöllö=ポッロさんに特別顧問としてサポートしてもらっています。
今では、フィールドワークや観察会を学生たちが行い、塾長の黒マンバも含め、皆で切磋琢磨しているグループです。
前振りはこれくらいにして、今回は、そんな学生が観察会の下見で、フィールドワークをしたというお話。
黒マンバ
「塾の説明は以上! ここからが学生のブログです‼」
こんにちは、何度かブログに出ている学生Fです。
モリマナメンバーのみなさんに協力していただきながら、飯能市の自然を観察し、楽しく勉強中です。
昨年に、学生Fと黒マンバさんとゴキブリ大好き学生Aの3人で 「ゴキブリツアー」を開催しました。
そして‼ 今年の夏にもゴキブリを主役に立てたエコツアーを開催する予定です!
今回はその下見、舞台としてふさわしい場所を探して、市内の公園に行きました。この日は、pöllö=ポッロさんと黒マンバさんも参戦!
公園まで車で移動中、対向車線の道路わきに“ある哺乳類”の横たわる影が!
出会いは突然!
少し行ってから引き返して確認すると、二ホンアナグマのメスでした。
乳房も大きく、子育て中であったと思われましたが、悔しくもロードキル(道路上でひかれてしまうこと)の後でした……。
悲しい気持ちもありましたが、扱いに気を付けつつ普段は見られないアナグマの体つきを、よく観察しました。
前足の写真
後ろ足の写真
立派に発達した爪や、思いの外柔らかい肉球、毛並みやその色など、近くでまじまじと観察して、まさに掘っても掘っても彼女(二ホンアナグマ)への興味が湧き出るばかりでした。
その後、ある静かな場所に埋め、土に還ってから掘り出して、骨を教材として利用したいと考えています。
その後、切り替えてゴキブリツアーの下見をしました!
到着した公園は、市街地にありながらも豊かな自然環境が残る場所で、たくさんの出会いが待っていました。
僕が特に紹介したいのが、トウキョウサンショウウオの幼生です。
幼生の特徴であり魅力なのが、このエラ!
矢印が外鰓
これは外鰓(がいさい)といって、成体になると無くなってしまいます。
まだ、前あしも生えていない1㎝程度のスモールサイズが、僕の大好きな成体サイズになるまで数年かかるとか……
まだ、成体と卵のうしか見られてなかったので、大好きなサンショウウオの新たな一面を拝むことができて大興奮でした!
もちろん他にもいろいろ観察できましたが、本題の~
学生F
「ゴキブリツアーの舞台としてはどう?」
学生A
「ゴキブリだけでみると、この環境はちょっと微妙かな」
ちなみにお目当ては、モリチャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリがフィーバーしていそうな環境でしたが、この場所は残念‼ 場所探しにはもう少し時間が必要なようです。
ちなみに、エコツアーではみなさんに、生きものを通じていろんな“出会い”を提供します。
これから出るゴキブリツアーも是非お楽しみに!
(学生F)
分 類 / 食肉目(ネコ目) イタチ科 アナグマ属
和 名 / ニホンアナグマ
学 名 / Meles anakuma
頭胴長 / 57.6-68.2cm
尾 長 / 12-15.8cm
分 布 / 本州〜九州(日本固有種)
分類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属
和名 / トウキョウサンショウウオ
学名 / Hynobius tokyoensis
全長 / 80-130mm
分布 / 本州(群馬県を除く関東地方と福島県の一部)