15年以上前から、ニホンアナグマとホンドキツネを観察しているポイントがあります。
ほぼ毎月1度は通っていますが、毎回、来る度に発見があり、ケモノ観察をするための「ノウハウ」を、いろいろと教えてもらった大切なポイントのひとつです。
セットの入口でくつろぐニホンアナグマ
仕掛けているトレイルカメラに、仲睦まじいニホンアナグマが映りました。日光浴をしつつ、毛づくろいをしながら親密度を上げているようすは、ほのぼのとしてしまいます。
今は子育ての真っ最中で、おそらく地中にはコロコロした赤ちゃんニホンアナグマが、親がセットに運び入れた落ち葉ベットのなかで眠りについているのかもしれません。
そんなポイントなので、ニホンアナグマが残した多くのしわざが観察できます。
ニホンアナグマが食べ物を探して掘った穴
ニホンアナグマのためフン場(中央)
主にニホンアナグマが利用するケモノ道
ご近所のホンドキツネの巣穴(冬に撮影)
ここはニホンアナグマだけでなく、テラス付きのホンドキツネの立派な巣穴もご近所にあり、ケモノ好きにはたまらないポイントですが、野生動物はシビアなところがありますし、ましてや子育ての時期はとくに注意しなければなりません。
しばらくのあいだ、遠巻きに遠慮しつつ、見て見ぬ振りをして観察しないとね。
(pöllö=ポッロ)
分 類 / 食肉目(ネコ目) イタチ科 アナグマ属 和 名 / ニホンアナグマ 学 名 / Meles anakuma 頭胴長 / 57.6-68.2cm 尾 長 / 12-15.8cm 体 重 / 4.6-9㎏ 分 布 / 本州〜九州(日本固有種)
分 類 / 食肉目(ネコ目)イヌ科 キツネ属
和 名 / ホンドキツネ(キツネ)
学 名 / Vulpes vulpes japonica
頭胴長 / 52-76cm
尾 長 / 26-42cm
体 重 / 4-7kg
分 布 / 本州〜九州
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