「いきもの広場」で生きもの調査中のpöllö=ポッロ
今日は月に一度の、井の頭自然文化園の生きもの調査日。いろいろ立て込んでしまい、夜にしかフィールドに出られなかったので、昼間に外に出るのは久方ぶり。
あまりの暑さにクラクラしつつも、日中に生きものが観察できるのは、かなり嬉しい!
受光量を逆立ちして調整するショウジョウトンボのオス
草地と林を一回りし、最後に水辺の生きものを確認すると、真っ赤なショウジョウトンボのオスが、逆立ちしているのに気づく。これは、真夏の正午ごろによく見かけるポーズで、太陽からの受光量を逆立ちして調整しているといわれます。
炎天下の中、占有行動もしなければならないなんて、トンボの世界も過酷だ……。
ヒトスジシマカを捕食するモノサシトンボのメス
あまりの暑さに木陰に逃げ込むと、そこはモスキートパラダイス。あっという間に、ヒトスジシマカに襲われました。日頃、蚊に刺される機会が少ないので、ちょっと焦っていると、モノサシトンボが飛び込んできて、ヒトスジシマカを捕まえていきました。さすが勝虫!
今日の生きもの調査では、トンボ類に限っていえば8種確認。
トンボは、太陽が水面に反射した輝きを探知して、水辺を見つけるというけれど、種によって水辺の好みがある筈だから、キラキラだけではないような気がする。どうなんだろう!?
(pöllö=ポッロ)
分 類 / 蜻蛉目(トンボ目)トンボ科
和 名 / ショウジョウトンボ
学 名 / Crocothemis servilia
体 長 / 50mm前後
分 布 / 北海道〜九州・沖縄
分 類 / 蜻蛉目(トンボ目)モノサシトンボ科
和 名 / モノサシトンボ
学 名 / Pseudocopera annulata
体 長 / 45mm前後
分 布 / 北海道〜九州
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