モリマナ8月! 自然・生きもの推し!
- 森のフィールド学舎 168

- 8月20日
- 読了時間: 4分
pöllö=ポッロ

カラスウリの茎を移動するヒメアリ(働きアリ)
カラスウリの茎を観ていると、小さなヒメアリ(Monomorium intrudens)が歩いていました。緑の茎の上を、てくてく移動する微小な姿。体長が約1.5mmと、とても小さな昆虫ですが、赤みのある頭と胸、黒褐色のお腹のため、案外と目立ちます。
ヒメアリは、草木の葉や茎のまわりなど、いろいろな場所で活動しています。何かを探しているのか、なかまと行き来しているのか。夏真っ盛りの、いつもの林縁で、小さな発見が増えています。pöllö=ポッロの8月の推しは、そんな、微小なヒメアリです。
黒マンバ

ニホンリスの夏毛
運転をしていると、道路にニホンリスのロードキル個体を発見しました。
じっくり見させてもらうため、道路わきに移動して観察すると、夏毛をよく見ることが出来ました。
黄金にも見える毛は太陽の光で輝いており、とてもキレイです。夏毛ということもあるので、すらっとした姿でふわふわ感は全くなく思えました。
早朝によく見られると聞いているので、いずれは木の上を移動する姿や冬毛も見てみたいと思う朝の道路でした。
(黒マンバ)
蛇メタ師匠

先日、諸事情で札幌に行ったときに、このエビフライ状の物体がボロボロと落ちていました。近くにはドイツトウヒ(Picea abies)が植樹されていたので、その松ぼっくりでほぼ間違いないのですが、問題は、これを作り上げたのは、、、エゾリス(Sciurus vulgaris orientis)なんです。エゾリスの食性は基本的に植物食ではあるものの実はわずかながら昆虫も食べる雑食です。植物だと花や実、種など様々なものを食べているのですが、これを拾った場所は市街地の中でありながら緑が多い公園。。。他にも食べるものが多いと思いきや、あの落ちていたドイツトウヒののエビフライの量を見ると松ぼっくりを主に食べている個体がいるみたいです。
(蛇メタ師匠)
はかせ

オオヤマカワゲラ(Oyamia lugubris)の幼虫
今月の推しは、8月の夏真っ盛りということで川の生きもの「カワゲラ」の幼虫です。カワゲラの幼虫は、上流の流れの早い川底の石の隙間でくらしています。扁平でやわらかい体、二本の尾、そして頭部・胸部(前胸、中胸、後胸)・腹部(10節)と、はっきり分かれていて観察しやすい体の構造をしています。
カワゲラの幼虫はシンプルな柄をした種類が多いのですが、中でもオオヤマカワゲラは緻密な紋様で少し恐ろしげな印象があり、とてもかっこいいです。川に生息する昆虫は他にもいるのですが、シンプルでかっこいいオオヤマカワゲラを見るとうれしくなります。
(はかせ)
ももたろう

今月の推しは、渓流沿いや湿った岩肌などの湿度の高い日陰を好み、直射日光を苦手とするイワタバコ(Conandron ramondioides)。
美しく咲いている星型の花ですが、実際下向きに開花していました。
雨などの水滴や水飛沫から花を守ったり、受粉の効率を高めたりするために、下向きに咲いているそうだ。
てっきり、強い日差しを避けるために下を向いて咲いているのかと、、、
植物の巧みな戦略に感服。
イワタバコの名前にタバコとあるが嗜好品のタバコとは関係なくタバコ(Nicotiana tabacum)の葉や質感が似ているからだそうです。また、鑑賞して楽しむだけではなく山菜として食でも楽しめるようです。
(ももたろう)
ガロリアス

今回の推し生きもの、紹介するのはモンカゲロウです。この個体は、入間川の上流で採集しました。泳ぎがとても上手く、魚のようにスイスイと水中を移動していました。腹部の横にエラがついており、それをもさもさ動かしながら移動している様子は、どことなくホウネンエビにに似ている気がします。成虫になると、日本でも最大級の大きさになります。水中でじっとしている時は、とても可愛らしいので、暑い今の時期に川で観察してみてください。
(ガロリアス)
クレッピー

今回紹介する推しの生き物は、ヤブキリです。
ヤブキリは、キリギリス科に分類される大きな肉食傾向の強い昆虫で、体長は約40〜50cmになります。色は体全体が鮮やかな緑色で、背中の中央に褐色の模様があり、前脚には鋭くて長いトゲが並んでいます。(トゲは、他の昆虫を捕らえるのに使うようです。)成体は、6月頃から姿を現し、『ジー、ジー、ジー』と連続した大きな音で鳴きます。生息する環境は、平地から山地の木の上や背丈の高い草むらに生息しています。ぜひ、皆さんもヤブキリを見つけたら間近でじっくりと観察してみてはいかがでしょうか?新たな発見が見つかるかも知れません...。
(クレッピ―)




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