pöllö=ポッロ
入梅時のマタタビの葉
入梅時、フィールドワークをしていてよく目につくのが、葉の表側が白くなったマタタビ(Actinidia polygama)です。「猫にまたたび」と昔から言うように、全草に含むネペタラクトールの作用で、ネコのなかまが酔っ払ったような特有の反応をすることで有名です。ちなみにネペタラクトールには、カの忌避効果があるそうです。そんなマタタビが、pöllö=ポッロの6月の推しです。
マタタビは野山に生えるつる性の落葉樹で、俳句で夏梅と呼ぶように、6月から7月、ウメに似た5弁の白い花が葉に隠れるようにして咲きます。花の時期に葉が白くなるのは、花粉を媒介してくれる虫を花へ導くためのアピールです。白くなると言っても実際には葉が白く変色したわけではなく、葉の表皮と葉肉との間に空気を含む層が形成されることで、光が乱反射して白く見えるのです。
黒マンバ
町中のネムノキ
ピンク色の美しい花が町中で咲いてます!
よく見てみると、ほうきのようにわしゃわしゃとした見た目をしていて、媒介者は夕方に来るスズメガみたい、、、ですが、それ以外にも色々な昆虫が蜜を吸ってるのを見ます。
秋頃になるとこの木の下に、茶色い枝豆のようなさやがたくさん落ちます。そう! ネムノキはマメのなかま、ただし種の運び方はフジのような自動散布ではなく、さやごと風で飛ばされる、風散布なのです!
初夏に目立つピンク色、探してみてください
(黒マンバ)
セロー
コナラの樹液を舐めるヨツボシケシキスイ
樹液が出る季節がやってきました、、、!
皆さんもカブトムシやクワガタムシを求めて雑木林を彷徨う毎日ではないでしょうか。
そこで今回推すのはヨツボシケシキスイ。
クワガタのメスのようなしっかりとした大アゴとド派手な褐色の紋が入った上翅が非常にカッコいいです。
樹液に溺れる微細な生きものたちを、この夏ぜひ!
(セロー)
蛇メタ師匠
水平線。この風景は海無県の埼玉では見られない風景。ついついバックナンバーの曲が出てきちゃいそうですが、地球の大きさを感じてしまう風景。この海にも未知な生きものが沢山いると思うとワクワクしちゃいます。もちろん、もっと南に行けば、、、ウミヘビがいる!!といいつつも、実は北海道の北部のオホーツク海でクロガシラウミヘビが捕獲されたことがあり、同定しに利尻島の博物館まで行った事あります。その時もフェリー旅だったな。。。
(蛇メタ師匠)
はかせ
マダラマルハヒロズコガ(Ippa conspersa)
6月に入りアリと共に好蟻性昆虫が盛んに活動し始めました。アリの巣を見ていると、丸が2つくっついたような不思議な形の木片をよく目にします。
中にはマダラマルハヒロズコガというガの幼虫が入っています。木くずでつくられた蓑(みの)に隠れていて、アリを捕食したり、昆虫の死骸を食べたりしていると考えられています。観察しているとアリに囲まれて攻撃されているのよく見ますが、かなり頑丈な殻のようでアリはなすすべがなく諦めていきます。
クサアリやハヤシケアリの巣の周辺や行列で見ることが多く、好蟻性昆虫を探す際に多く見られるので、「レギュラー」と勝手に呼んでいます。じっと見ていると頭を覗かせのそのそ動きはじめる、そんな自然のかわいいシルエットが6月の推しです。
(はかせ)
アンフィー
清流の岩にたたずむカジカガエル
川辺から美しい声が聞こえてきました。
みなさんはその主がカエルだということを知っていますか?
これから涼しくて気持ちの良い川に訪れることが
増えてくるシーズン。
耳を澄ませていろんな音を聞いてみてくださいね!
(アンフィー)
ごぼう
空堀川の水溜まり。オイカワを水上から確認できる僕のマイフィールドです!
(ごぼう)
こゆき
どうもこゆきです!
皆さん突然ですが、この写真のお花をご存知でしょうか?
ピンク色でヒラヒラした花弁。まるで太陽のような丸くてかわいいお花。
『タチアオイ』という植物です。
夏に庭や、線路際で背が高く、鮮やかな色の花をたくさんつけた植物を見たことありませんか?
ビビットピンクや赤色のお花は、茂った緑と眩しい日差しを浴びて、初夏を感じさせてくれます!
そんな夏のお花タチアオイですが、夏になる前にもちょっとしたお届けをしてくれます。
それは梅雨の訪れを教えてくれるのです!「タチアオイが咲き始めると梅雨入り、一番上まで咲き上がると梅雨が明ける。」と言われており、別名梅雨葵(ツユアオイ)と呼ばれたりするそうです!
気候を確実には読めないかもしれませんが、春から夏に変わる時のように、季節の変わり目は体調も崩れやすくなります。
そんな時は季節に咲く植物を見つけて、
花の知らせを受け取ってみてください。
私の一番大好きな植物なので、ぜひタチアオイで梅雨を楽しんでいただきたいです!
(こゆき)
タビー
私の今月の推しはブタナです。
ブタナはヨーロッパ原産の外来植物です。別名タンポポモドキいわれていて、全体の外見はタンポポに似ていますが茎が50センチ以上になりタンポポよりも長いのが特徴です。
黄色い花がとても綺麗ですよね!
でも日本では、要注意外来生物に指定されています。生命力がとても強く気候や土壌など関係なく育つことができるんです、凄まじい……
葉は地面に張り付く傾向が高く在来種への影響が出るため駆除の対象となっています。
そんなブタナですが、ヨーロッパでは食用ハーブとして親しまれているようで根っこもハーブティーにすることができるんです!
根っこはタンポポと同じくコーヒー風味で苦味がなく飲みやすいです!
「外来種」と聞くと悪い印象を受けますが違う形で私たちを癒してくれることもあるんです♪
ぜひ、ブタナのハーブティー作ってみてくださいね!
(タビー)
ツキ
私の今月の推しは『アジサイ』です。
写真のアジサイはコンペイトウ・スマイルという品種らしいです。
特徴としては花弁に白い縁どりがあり、八重咲き(花弁がいくつも重なって咲くこと)で、ガクアジサイです。
梅雨と言えばこの花、アジサイですが今回通学路で見つけた写真のアジサイは私が見た事ない咲き方をするアジサイでしたので今月の推しにしました!
アジサイはpHによって花弁の色が変わる植物のひとつです。
酸性だと青色の花弁、中性~アルカリ性だと桃色に色づきます。
そしてこれらの中間が紫色の花弁になります。
日本の土壌は、雨が沢山降るため弱酸性が多くなるそうです。
植物を育てるのには、ただ植えるだけではなくそれぞれの種に合ったpHの土壌が必要になる場合があります。
そして、アジサイのようにpHで花の色が変わるのはとても面白いですね*^^*
少し話を戻しますが、梅雨と言えばこの花ですよね。私は梅雨があまり好きではないです。
理由は、雨が降ると気分が下がったり、低気圧で体調が悪くなったりするからです。
ですが、ただ道端に咲いていたアジサイ1つでとても気分がいい日になりました。
あまり好きでは無い事が続く時はただその時期が終わるのを待つだけでは無く、その時期でも楽しめるものを見つけたりしたら少しでもその時期が好きになれるかもしれません๑ ᷇ 𖥦 ᷆๑)♡
ちょこっと付け足しなのですが、
アジサイの漢字、『紫陽花』は勘違いによって生まれたらしいです笑
気になった方はぜひ調べてみてください♪
(ツキ)
ももたろう
私は、毎年家近くにある野生の果樹を観察しているのですがいつもすごく楽しみ!!と地獄くらい嫌な気持ちをほぼ同時に味わいます。
それは、果物の中では珍しく初夏が旬(野生化だと個人的に6月下旬から7月中旬)と言われている『ビワ』だ!!
・楽しみな理由
単純に食べても見てても最高だから。たわわに実る明るいオレンジ可愛くていい色してるんですよ
そして何よりも食べて美味しい。さらに葉は、沢山の効能成分が含まれておりお茶にして飲むと健康になれる。↑若い葉でやるのオススメ
・地獄くらい嫌な理由
ビワが、熟れてくると同時に梅雨入りだったり夏の暑さや小さい虫たちの洗礼を受けることになるからです。あと、暑くて夏嫌いです。(;_;)
ポジティブになれば初夏になるよって合図になると思うんですけどやっぱりどう考えても夏を好きにはなれませんでした。
皆さん何か一つの植物を毎年観察したり育てたりすることで、良くも悪くも季節の始まりを感じることができるから日頃から目を通すことをオススメします! 今年はすごい暑いぞー!!( ;∀;)
(ももたろう)
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