top of page
記事: Blog2_Post
執筆者の写真森のフィールド学舎 168

モリマナ4月! 自然・生きもの推し!

pöllö=ポッロ


裏高尾で観察したタカオスミレ


pöllö=ポッロが育った街、八王子にある高尾山は、四季折々、数多な植物を愉しむことができます。子どものころから通っていた高尾山は、小生の心象風景をつくってくれた唯一無二の大切なフィールドです。4月の推しは、そんな高尾山で毎年欠かさず観察しているタカオスミレViola yezoensis f. discolorです。


タカオスミレは、高尾山で見つかったことが名の由来ですが、全国各地に飛び石的に生育しています。タカオスミレヒカゲスミレV. yezoensisの品種で、葉が花期に濃い紫色を帯びるのが特徴。しかし、夏になると葉は緑色に変わります。数十年、裏高尾の沢沿いに佇む姿を幾度となく遭遇してきましたが、出会う度に心躍ります



 

黒マンバ



道路の真ん中にコナラの花芽が枝ごとたくさん落ちてました。風で落ちたのかな? 枝の部分をよく見ると、ナイフで切られたような跡!  ムササビの食痕でした。

この時期ムササビはコナラの花の芽を食べてます。さわってみると柔らかくて少し 美味しそうかも?

早春の時期には ムササビは桜の花の芽も食べることがあります。 春の訪れを感じながら ムササビの存在も感じられる、、、一石二鳥ですかね(笑)


黒マンバ


 

セロー


新緑に映える美しい白


pöllö=ポッロさんに教えていただいた場所で、今年もシロバナタンポポが見れました。

周りのセイヨウタンポポよりも高く花茎を伸ばしているのがわかります。

日本在来種で、関東では比較的珍しいですが、関西以西ではよく見られるそうです。


セロー


 

蛇メタ師匠

春になると、シーズンイン!!やっぱりこれは外せません!!冬眠から覚めてくれたヤマカガシの幼蛇。小さいながらも、しっかり冬眠をさせた、その能力には毎年感動すら覚えます。

(蛇メタ師匠)


 

はかせ



モリチャバネゴキブリ(Blattella nipponica)の幼虫


落ち葉だまりをガサガサすると、チョコチョコとモリチャバネゴキブリの幼虫が出てきます。この時期はまだ幼虫の姿なので、上から見ると丸っこくて黒い背中をしています。


屋内でみられるチャバネゴキブリととても似ていますが、モリチャバネゴキブリ森林に生息するゴキブリで主に落ち葉などの枯死植物質を食べます。


夜になると活発になり、高い場所に登る姿を見ることができます(膝下くらいの高さ)。そんな少し高い場所で格好つけているところを横から見てみるのがオススメです。

高さのある立ち姿、脚から生えるトゲトゲの刺毛、黒と薄茶色の色合いが美しかったりと、角度を変えて見てみると新たな魅力を発見できるかもしれません。

どうでしょう、意外にも凛々しく見えませんか?


(はかせ)


 

アンフィー


水面に漂うサクラの花びら


を教えてくれるどんなものよりも、

私たちのこころに深く根付いているのは、

やはりサクラではないでしょうか?


毎年僕も、の訪れと一緒に、

何かを盛大に祝ってくれているような特別なものを感じています。


たくさんの人たちが待ちに待ったサクラ

気づけば散り行き、いつのまにかどこかへ消えてゆきます。


川の流れに身を任せ、ゆらゆらと下っていく

姿に少し儚さを感じながら、

美しい季節を、

逃さないように抱きしめていきたいな」と

決心した瞬間でした。


アンフィー

 

ごぼう


婚姻色の出たオスのタイリクバラタナゴ(Rhodeus ocellatus ocellatus)写真手前


僕の今月の推しはこちらです。

この魚はタイリクバラタナゴ(Rhodeus ocellatus ocellatus)という魚です。四月限定の魚というわけではないのですが、今月、趣味でやっているタナゴ釣りで今年になって初めて釣った魚になります。(写真の個体ではありません)

このタイリクバラタナゴ、中国から来た外来魚で日本各地の池沼などの止水域や流れの緩やかな水路で見られます。埼玉県には国内、国外問わず多くの外来のタナゴが定着しているので埼玉タナゴマップみたいなものを作ってみようかなーと思ったりしてます。

冬季は池や水路の水が減りあまり釣れないので、今年もタナゴ釣りの季節になったなーと感じます。



ごぼう

 

こゆき



今月の推しはアセビです!

少し暑ささえ、感じるようになり多くの花が満開に咲き誇っている4月ですね!

多くのお花の中でも私の推し、アセビをご紹介します!

私はよく公園や庭で栽培されているのを目にしますが、日本にも自生している植物です。

白くて壺状の小さいお花がとてもかわいい!

ふわふわしている感じがとても好きです!

こんな可愛らしい見た目をしていますが、アセビは有毒植物です。葉、茎、花、アセビ全体に毒があると言われています。

食べたら大変です…

アセビには漢字があり、馬が酔う木「馬酔木」と表記されます。由来は、馬が、アセビの葉を食べた際、酔ったようにふらついていた事からきているそうです!(諸説あります。)

昔から人間と馴染みのある植物や生きもの面白い由来や人間の感性などを知ることができて、とても興味深いですね!

みなさんも好きなお花を見つけて、調べてみると面白いかも!ぜひやってみてください!


こゆき


 

タビー



私の今月の推しは、桜並木に咲く菜の花です。

春を彩る桜に並び、黄色い花を咲かせる菜の花はアブラナ科の野菜の花芽です。

菜の花は独特のほろ苦さがあり、春はおひたしにして食べる方を多いと思います。

そんな春の野菜を代表する菜の花は免疫力を高め、風邪を予防するカロテンを多く含みます! それにビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラス…!

菜の花は河川敷などの日当たりがよく暖かいところでよく見られますので、みなさんも観察してみてください。

タビー


 

ツキ


フキの葉の天ぷら


私の今回の推しは、山菜です!


実は、春に親戚の家に行った際にほぼ毎回山菜採りをして、昔から山菜を食べてきたのですがあまり美味しいと感じたことがなく、いつも『苦いなぁ…』と思っていました。

それもそのはず、私が食べていたのは花が開いたフキノトウだったのです…。祖父母達は美味しい美味しいと食べているのですがどうも私には苦いと感じてしまい、今まであまり山菜というものに触れてきませんでした。


4月2日にハンモリで行ったイベントにて沢山の山菜を食べる機会があり、食べて感動…山菜ってこんなに美味しかったの!? 特に好きだったのが、ユキノシタとウルイです。もちろん写真のフキの葉も美味しかったのですが、ユキノシタとウルイはレベルが違いました…。

ユキノシタは見た目からは想像できないほどモッチモチで肉厚な葉で、クセが全く無かったです。ウルイ薄い葉ですがしっかりと美味しさがあり、こちらもクセが全く無かったです!感動! 今回記載した山菜全て今が『旬』です!


気になったものがあれば調べてみて、ぜひみなさんも、ルールを守って山菜を採りに行ってみてください!



ツキ

 

ももたろう



4月の推しは、昆虫探しで夢中になってるはかせをバックに映るゼンマイです!

《ゼンマイ科 多年生シダ植物》

今回採取して煮物にしてみました! シナシナになっていたので食感はなかったのですが、味はとても美味しかったです。ただ、味の濃い料理だと味が薄れてしまうので薄口もしくは沢山ゼンマイを入れることをお勧めします。

他の料理にするなら野菜炒め浅漬けにしても面白いと思いました! あとは、王道に3色ナムルのにしてもいいかもですね!

*アクが強いのでアク抜き必須です!

ぜひ見かけたら採取して料理してみてください!


(ももたろう)

閲覧数:346回

Comments


bottom of page