top of page
記事: Blog2_Post

モリマナ3月! 自然・生きもの推し!

執筆者の写真: 森のフィールド学舎 168森のフィールド学舎 168

pöllö=ポッロ


凜とした姿が素敵なセツブンソウ


旧暦の節分(今でいう3月中旬)のころ、花びらに見える白い萼がひらくと、中から姿を現す青紫色の雄しべが印象的なセツブンソウEranthis pinnatifida。この早春を代表する花が、pöllö=ポッロ3月の推しです。


石灰岩地を好む日本固有の植物で、本州の関東地方以西の太平洋側に点在して分布します。古くは落葉樹林の林床や里山の草地などに群生していましたが、近年は激減して観察する機会が減りました。キンポウゲ科植物は原始的な性質を残す分類群で、魅力満載です。



 

黒マンバ


屋根の上のセッコク


家の近くのとある神社、強風があったのでセッコクDendrobium moniliformeが枝ごと落ちてるかもとpöllö=ポッロさんに教えてもらい、探しに行ったら発見!


針葉樹の枝や岩に根をつけて成長する着生ランですが、まさかこんなところにと、驚かされました! 5,6月には白やピンクの花を咲かすので、それまでが楽しみです~



黒マンバ


 

セロー


セロー


 

蛇メタ師匠



(蛇メタ師匠)


 

はかせ


木の股に大木のまたに生えるビワ
木の股に大木のまたに生えるビワ

最近、ロープを使って木に登り枝打ちをする作業を行なっています。木の上に登ると普段では観察できない自然を見ることができます。

あるとき樹齢数百年のイチョウに登った際、木のまたに溜まった土から、ひょっこりとビワが生えていました。しかし、地上から10mくらいの高さがあります。なぜこんなところに?


ビワの種は風に乗って飛ばされるわけではないので、何者かが運んできたはず。痕跡を探してみると、登った際にできた爪痕とうんちを発見しました!

 ⚫︎木の上に登り

 ⚫︎ビワの実を食べる

 ⚫︎住宅街にも生息している

 ⚫︎小型犬ほどの小さなうんち

これらの情報から考えると『ハクビシン』が運んできたと考えられます。なんだか探偵にでもなった気分です。


実ったビワがハクビシンに食べられて、うんちとして様々な場所に運ばれる。

そんな、「うんち」こそが今月の推しです。


そして、4月20日(日)に天覧山にてうんちが主役のツアーうんちってすごい! 春の天覧山で生きものの痕跡を観察しよう!』を実施します! 野生動物のうんちから広がる自然を観察しています。ぜひ一緒にうんちを楽しみましょう!


(はかせ)


 

アンフィー



アンフィー


 

タビー


私の今月の推しは「梅」です。


桜より一足早く咲く梅は、冬の寒さの中でも力強く花開きます!

白や紅色の小さな花が枝いっぱいに咲き、ふんわりといい香りがするのが特徴的です。

まだ冷たい風が吹く中で、春の訪れをそっと教えてくれる梅の花がとても好きです。


散歩中の静かな空気の中で、ふわっと香る梅の香りを感じながら歩くと、なんだか気持ちまでほぐれる気がします。

ですが、花粉症の人にはちょっとつらい時期ですよね。私も最近になり花粉症になってしまい、ティッシュが手放せません…。

それでも梅の花を見ると「もうすぐ春だな」と感じて、嬉しくなります(´∀`)

甘い香りに癒されながら、できる対策をしっかりとして、春の訪れを楽しむのがいいですね!


タビー


 

ツキ

私の推しはスズメです。

スズメは日本にも沢山生息していますが、おもにアジア圏でよく見られる鳥類です。

スズメは漢字では雀こう書きますよね。

由来が気になって調べてみたところ、


「雀(すずめ)」という漢字は、小さな鳥であるスズメの姿を表した漢字だそうです。上の部分「隹(ふるとり)」は、鳥のしっぽや羽をかたどった形で、もともと「小さい鳥」という意味があります。下の「少(すくない・ちいさい)」も「小さい」を表す字なので、「隹」と「少」を合わせることで、「小さな鳥=スズメ」を表すようになったそうです。つまり、「雀」という漢字はスズメの特徴である「小ささ」をしっかりと捉えた字なんです。


また、「すずめ」という名前の由来にはいくつか説があるそうです。一つは、スズメの鳴き声が涼しく聞こえることから「すずし(涼し)」が変化して「すずめ」になったという説。もう一つは、「スス(小さい)」と「メ(鳥)」が合わさって「小さな鳥」という意味になったという説です。どちらにしても、スズメのかわいらしく小さな姿を表した名前ですね笑

ツキ


 

ももたろう

警戒心がなく近寄っても逃げなかった雄
警戒心がなく近寄っても逃げなかった雄

日本のおとぎ話「桃太郎」に出てくる仲間の1匹

が、今月の推しです。

性格は、臆病なため逃げたり隠れたりし、ちゃんと姿を見たことが無かったですが

実際、模様や色を見るとひとつひとつが、濃くクジャクに近いなと感じました!

特に顔付近の赤カッコいい、、、


写真に写っているキジは雄でカラフル

逆に雌は、ウズラみたいに地味で生息環境に溶け込みやすい羽毛をしている。

雌のキジをしっかり観察したことがないのでどこか出会えたらなと思う今日この頃。

(ももたろう)

Comentarios


©2020 森のフィールド学舎 by Wix.com

bottom of page