pöllö=ポッロ
実をつぶすと赤紫色の果汁がでる。ひとつの実にはタネが10個
植物の実やタネがトップアウトの季節。フィールドワーク中に観るもの、気になるものは植物ばかり。そんな植物の実やタネの中でも、野山や街中でよく観察することのできるヨウシュヤマゴボウ(Phytolacca americana)が、11月の推しです。
ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代初期に有用植物として日本に渡来し、野生化しました。秋に色づく黒紫色の実をつぶすと、鮮やかな赤紫色の果汁がでます。このことから、英名をインクベリー(Inkberry)と呼びます。ちなみに、硝酸カリウムやサポニンなどを含む有毒植物ですので、目や口などに入らぬようご注意あれ。
黒マンバ
pöllö=ポッロさんとごぼうくんと来年の2月に行う夜の川ツアーの下見へ行ってきました!
その時撮ったたくさんの魚や水生昆虫の写真をアップ! 11月でもたくさんの生きものが見つかり、夜ともなれば魚も休むため動きが遅く、昼間と違って簡単に捕まえることができます。写真の魚たちは全て水網で採集できました!
ちなみに夜の川を楽しむツアーはこちら(赤字をクリック)からお申し込み!
(黒マンバ)
セロー
金色に紡がれたジョロウグモの巣に、点々と居座るシロカネイソウロウグモ。
金糸に銀滴。秋から冬にかけて見られる美しい色合いが、今月のセローの推し。
(セロー)
蛇メタ師匠
なんだか最近、無茶苦茶忙しい蛇メタ師匠です。
愛知県行ったり、長野県行ったり、はたまた宮城県に行ったり。
そんな中で、トウキョウサンショウウオの保全活動やら短報論文の執筆やら。
ひと段落したら、自分の好きなことするんだー!!
と思いつつ、実は11月11日は長野県へ出張。。。
まぁこの季節ですから、山の変化も面白いかなと思いつつ、トラックを走らせる。トラックのスマホホルダーに固定して撮影。
思っていた以上に紅葉が進んでました。
ただ北海道出身の私にとっては、寒暖差が激しい地方なので、紅葉もより顕著に見られているのでそちらに見慣れてはいるのですが、これはこれで美しい。。。
秋って、生きものにとって、冬を迎えるにあたり、大きな変化のある季節で結構好きです。
(蛇メタ師匠)
はかせ
ジムカデの一種
アリの調査のため石をひっくり返していると、さまざまな小さな生きものがいることが分かります。トビムシを筆頭にミミズやハサミムシなど。もちろんアリもです。その中でも、見れるとちょっぴりうれしいのがジムカデです。
ジムカデは大きさが90mmほどで、主にトビムシなどの土壌動物を捕食しています。ムカデは漢字で「百足」と書きますが、ジムカデ目の一部には、100本を超える足を持っている種類がいます。
そんなジムカデですが、なんとバック走行が可能です。土壌中の狭い空間で素早く逃げるときに行います。他のムカデと比べても短い足を動かして、後ろ向きでチョロチョロと逃げている姿はとてもかわいらしく癒されます。
(はかせ)
アンフィー
毎年保全活動をしているY入り
飯能市の一部は、山地と平地の境になっている丘陵地で、山の方から流れてくる水に浸食されてできる谷状の地形、谷戸(他にも谷津など)がたくさんあります。
今年から早めに着手しているトウキョウサンショウウオの保全活動は、この谷戸で行うことが多く、今月の推しはそこで見る風景です。
両側の斜面に斜めに伸びた樹が程よく陽の光を遮り、薄暗い雰囲気が何だか秘密基地のようでワクワクしてきます。キャンプ用のイスを置いて深く腰掛け、上を向いて木漏れ日を浴びながらリラックスするのが、毎度谷戸に入るときの僕の楽しみです。
奥までずーっと続いているようにも見える谷の始まりが一体どこなのか、確かめてみたいと密かに企んでいるのは、まだメンバーのみんなには言っていません(笑)。
(アンフィー)
ごぼう
ここ2週間ガサガサに行けていないごぼう。去年の今頃は何をしていたか考えた時に浮かんだのはこの魚、アブラボテ(Tanakia limbata)。
アブラボテは元々埼玉県にいない国内外来種。そのアブラボテを探して埼玉県の川を回っていました。この写真はその埼玉県の某所で12月の初め頃にやっと捕獲した個体の写真です。
アブラボテは卵を淡水に暮らす二枚貝に卵を産み付けるタナゴという魚のグループの1種で外来種ですが、この魚がいるということは二枚貝が暮らすことのできる整った環境だと考えることもできます。
冬という季節は水温が上がりにくいため、水辺の生きもの観察にとても向いている季節です。みなさんもぜひ、川の生き物について知ってみてください!
(ごぼう)
こゆき
私の推しは秋の庭を彩るキク科の花たちです。
10月、11月とだんだん日も短くなり、肌寒くなってまいりました。私は学校に行くため、朝早くに家を出ますが、とっても寒いです。
そんな11月ですが、庭にキク科 植物の植物が元気に花を咲かせています。たくさんの色、種類がありますが、私は黄色い花 が可愛くて大好きです。小さい花が集まって咲いているところもかわいい! 日光をよく浴びて、小さい太陽を咲かせているようで、秋にぴったりなお花たち、通学路で色んな家の太陽を見つけるのが秋の楽しみです!
(こゆき)
タビー
11月になりすっかり寒くなりましたね。私も冬服へと衣替えをしました。朝はとくに肌寒く、服装に困ります。そんななか、植物も秋になり 衣替えを始めました!
私が推す秋の植物は、「イチョウ」です。
公園や街路などに多く植えられていて、みなさんも黄色い葉を見かけると思います。11月上旬~12月上旬が見頃時期ですが、今年の秋は気温が高かったため、一部地域では平年よりも見所時期が遅くなっています。11月17日に撮影し たイチョウは、紅葉していましたが、少し青さも感じられました!
(タビー)
ツキ
この果物を知っていますか?
これはフェイジョアというフトモモ科の南国フルーツです!
収穫期はちょうど今頃、10月下旬から11月にかけてです。収穫し、2週間ほど置いて熟してから食べます。ご近所様からいただいて初めて食べたのですが、梨のような食感なのに味は梨や桃、キウイを合わせたかのような甘く、不思議な味でとても印象に残っているので11月の推しにしました!
横にカットしてスプーンで実を掬ってたべるのですが、皮部分に近づくにつれて味が渋くなっていくので、皮も食べたい! という方はジャムにしたら良さそうですね!
この時期にしか生で食べられない果物ですので、機会があれば是非食べてみてください‼
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