pöllö=ポッロ
仏子層から出たメタセコイアの球果化石
川へ涼みに出かけたくて、久しぶりに仏子層が分布する入間川河床を散歩してきました。仏子層は今から150万年から100万年前の地層で、地質年代だと更新世前期のカラブリアン期にあたります。アケボノゾウの足跡化石やブシミズクサハムシの昆虫化石などが観察できるので、年に数回訪れるフィールドです。そんな化石の中でもpöllö=ポッロのお気に入りが8月の推し、メタセコイア(Metasequoia)の球果化石です。
メタセコイア属の植物は、化石は存在するものの、以前は生きている植物は見つかっていませんでした。そのため、絶滅種と考えられていましたが、1945年、中国・四川省の山奥で生きた株が見つかり、生きた化石として有名になりました。まぁ、今では公園樹や街路樹として植えられていますが。仏子層では他にも、オオバタグルミの堅果化石なども見つかり、地球の歴史に思いを馳せることのできる、小生にとって大切なフィールドです。
黒マンバ
ミヤマクワガタの毛
8月にモリマナメンバーで採集に行ったミヤマクワガタには、よく見ると毛がついていました。遠くから見ると、光の反射で黄金に見えてとてもカッコいい! この毛は活動するにつれて落ちていってしまうため、出たてホヤホヤの証でもあります。
他のカブトムシ、クワガタムシにも毛がついており、カブトムシのメスには特に多いとのこと! 産卵の際などで土にもぐった時、土がつかないようにするためと言われています。
夏の終わりにカブトムシとクワガタムシの毛の生えている理由とその美しさに魅了された今日この頃です。
(黒マンバ)
セロー
セローの今月の推しはシオヤアブ。
皆さんは、アブにどのようなイメージを持たれているでしょうか。
一口にアブと言っても、ハエと名の付くアブがいたり、アブと名の付くハエがいたりと種類が様々で難解です。
今回のシオヤアブはムシヒキアブの仲間で、自分より大きな獲物も狩ってしまう凄腕のハンター。写真のように硬い甲虫にも口吻を突き刺し体液を吸います。
大きな複眼、太い口吻、禍々しい前脚となかなかにカッコいいですね。
オススメです。
(セロー)
蛇メタ師匠
6月後半から8月まで本職の方がバッタバタで、ヘビ調査もなかなか前に進めないところで、先日右足を見事に怪我、さらに宮崎県の大きな地震。。。地震の前ってヘビに異常な行動が見られ、野外でヘビを見かける事がなくなりますが、8月11日、痛い足を引きずりヘビの出現を調査すると、ヤマカガシのオスの成蛇に出会えました。何だか、安心感を与えてくれる素敵な出会い。
(蛇メタ師匠)
はかせ
ハヤシウマの捕食
夏の夜は昆虫たちが活発に動き、様々な姿が観察できます。今月の推しはハヤシウマの捕食シーンです。
ハヤシウマはカマドウマの一種です。カマドウマは昔から身近な存在で、名前の由来は「竈かまどの近くにいて馬みたいに跳ねる」ことから来ています。「便所コオロギ」とも呼ばれ、長い触角や大きな後脚が特徴的で見た目のインパクトから苦手な人も多いのではないでしょうか。
そんな嫌われがちなハヤシウマがアブラゼミをがっぷりと捕食しているシーンは、見たときには正直感動しました。(もしかしたら死んだところを食べているだけかも知れませんが) 今までは捕食されているところしか見たことがなかったので、かっこいい一面が見れてとても満足です。
(はかせ)
アンフィー
鳴く虫界の「スリム」代表
今月は、推(押)したら簡単に吹き飛んでしまいそうなセスジツユムシです!
細い体に、細い脚。その姿や和名からも少し儚げな印象のツユムシのなかまですが、
ファッションモデルも顔負けのスレンダーなからだつきは美しいと言わざるを得ません。
オスだけが鳴くものも多い中、ほとんどの種でメスも音を出すというのもツユムシの特徴です。オスとメスが鳴き交わすのが聴けるのも、ひとつ推しポイントです!
ツユムシだけでなく、たくさんの「鳴く虫オーケストラ」が奏でる音にみなさん注聴(目)してみてください!
(アンフィー)
ごぼう
タマムシの羽
8月も半分を過ぎた本日ですが、とてもきれいなものを拾いました。こちらはタマムシ(Chrysochroa fulgidissima)の前翅で鞘翅(しょうし)と呼ばれる部分です。タマムシはカブトムシやカミキリムシと同じコウチュウ目に分類される昆虫で鞘翅はキチン質と呼ばれる高分子で硬くなっています。
タマムシの体は光沢がありますが、これは薄い膜が何層にも重なり異なる波長の光を反射することで光沢が現れています。このような仕組みを構造色と呼び、両生類の1種、ヒガシヒダサンショウウウオの卵嚢などでも見られます。
(ごぼう)
こゆき
サルスベリの花
もう夏休みも終わりですね〜
私の8月の推しはサルスベリです。
よく並木道に植えられていることが多いこの植物。見たことある方もいると思います。
サルスベリは中国から日本に伝わった植物と言われています。
サルスベリの木肌はツルツル、スベスベしており、とても滑らかです。そこからサルスベリという名前がついたそうです!
お花は白やピンク色が多く、フリルのような花びらはとてもかわいい!
サルスベリは、外観が円錐形のように見える、円錐花序という花のつき方をしています。一つ一つの花は小さいですが、全体的に見るときれいな円錐形をしていて、神楽鈴のようでとても神秘的!
とても好きな花のつき方です!
サルスベリは別名で「百日紅」(ヒャクニチコウ)と呼ばれ、夏から秋にかけて、長く咲き続けることからこの名前が付けられました。
しかし、一つ一つの花の寿命は1日。
一つの花の寿命は短くても、次々に新しい花を咲かせるため、花期が長く感じるのです。
夏と秋はお盆やお彼岸など、ご先祖様に会いに行ったり、懐かしい思い出が蘇る季節。
サルスベリはお寺のお墓や、公園、並木道に植えられることが多く、今もきれいな花を咲かせていることでしょう。
ぜひ、皆さんも1日を大切に、
儚くも力強くゆれている。
サルスベリに思いを馳せてみてください。
(こゆき)
タビー
私の今月の推しはプレーリー・サンフラワーです。その名の通り、日当たりの良いところを好みます!
花言葉は「健康・願い・豊かさ」
お盆休みが終わり、夏休みも後半になりましたがまだまだ暑さは続きます…。最近は特に天候が変わりやすくなっていますが体調を崩さないようにお気をつけください!
(タビー)
ツキ
この素晴らしいワナを作ったのは……
『ワキグロサツマノミダマシ』!!!
クモ目コガネグモ科ヒメオニグモ属のクモの一種で、緑色のでっぷりボディの可愛いクモです。
名前にノミと書いてありますが、ノミとは関係ないんですよね……。
実は、京都や福井などの一部の地域ではハゼの実のことを『サツマノミ』と呼び、これに似ていることからサツマノミダマシって名前になったらしいです。
春から夏にかけて見られるクモで、とても綺麗なワナを作っていますね。
最近、私ツキは綺麗なクモのワナを撮ることにハマっておりまして、撮っていく中で思うことがあります。
それは《クモにもMBTIや血液型などの概念があるのでは無いか》ということです。
さて、詳しく掘り下げていきましょうか笑
クモのワナを見ていると、同じクモでもひとつとして全く同じクモのワナを作るクモはいないんですよね……。
個体によっては、『あ、ここもう少しこだわって作ろう。』『ここは適当でもいいかな。』など思いながら作ってるクモもいるのでは無いかと思うんです。
これって今の人間で言うMBTIや血液型みたいに、このタイプは几帳面で、このタイプはガサツでみたいなのと同じなのかなぁとか考えたりしちゃいます笑
クモと話せるようになったらぜひ聞いてみたいものです(^.^)
クモが自分の巣に絡まらない理由は、糸の使い分けと1度は聞いたことありますよね。乗ってもくっつかない糸とくっつく糸があるんです。
これは実際人間が触っても分かります。くっつかない糸はどう頑張ってもくっつきません…。
もし私がクモだったらドジだからすぐ絡まって自爆しそうです(汗)
クモってすごい。
(ツキ)
ももたろう
ニホンヤモリ
真夜中、飯能市の諏訪八幡神社という場所で
5センチほどの生まれて2〜3ヶ月くらいのBaby
神様を捕獲いたしました。
この小さな灰色の神様の名は『ニホンヤモリ』
生まれて2〜3ヶ月くらいの赤ちゃん
なんで神様?って思いますよね、、、
ヤモリを漢字で書くと家守
漢字の意味通りなのですが、害虫を食しながら家を守る神として昔から言い伝えられています。
(家庭円満・富の象徴など)
さらに体色の白いヤモリが、家で見られた場合幸運の前兆としても有名です。
私も最近不運続きなのでヤモリを家で見つけたいです(´・ω・`)
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