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執筆者の写真森のフィールド学舎 168

モリマナ7月! 自然・生きもの推し!

pöllö=ポッロ


白い大きなレース状の花を咲かせるカラスウリ


植物の多くは、花粉を媒介する生きものが活動する、明るい時間帯に花を咲かせますが、中には早朝や夕方、夜咲く花も少なくありません。花壇などで見られるアサガオは早朝に花を咲かせ、オシロイバナは夕方16時に開花します。日が暮れて、夏の夜、野山で可憐な花を咲かせる植物と言えば、カラスウリTrichosanthes cucumeroidesではないでしょうか。そんなカラスウリが、pöllö=ポッロの7月の推しです。


カラスウリは、本州以南の野山に生える雌雄異株のつる性多年草で、ヤブや耕作放棄地、フェンスに絡みつくように生え、雑草として刈り取られてしまうこともしばしば。個人的には、秋に熟した赤橙色の実も好きですが、夏の夜、甘い香りを漂わせるレース状の花も素敵で、闇に浮き立つ白い花に、スズメガなどの夜に活動する生きものが訪れます。昼間ではなく、夜に咲くことを選んだカラスウリ植物の生きる戦略、すごいですね。



 

黒マンバ


遠征で教えてもらったキツリフネソウ


長野県に遠出している際に教えてもらったキツリフネソウ、今まで見ていたツリフネソウとは違い、まっ黄色でした。教えてもらうまでは気付かず、よく見てようやく気付きました!


ツリフネソウの名前は花が釣舟の形に見えたり、船を吊っているということから名付けられた説がありますが、英名にも面白い由来があります。

ツリフネソウの種子(写真で言う花の上にあるオクラの形の物が種子)は触ると破裂して種が弾ける特徴があり、そのことからキツリフネソウには「touch-me-not, balsam」「ふれてはいけないホウセンカ」と英名についていたのです。


黒マンバ


 

セロー


多忙により、近所の神社に寄って生きもの探しをするのがやっとなここ最近のセローです。


本殿の下を覗くとイシノミのなかまがくつろいでいました。かわいいですね、

イシノミ翅を持たない原始的な昆虫のなかまで、エビのような姿をしています。


神社はイシノミやシミなど変わった昆虫がいることも多く、歩きやすいので生きもの探しにオススメです。ただし、怪しい人に思われないようにしっかり挨拶をしたり、何をしているか聞かれたら説明できるようにしましょう。


セロー


 

蛇メタ師匠

ヒトリコゲチャハエトリ(Sitticus abocator)のオス。ヘビ以外に好きな生き物はいるんですか?と聞かれることがよくあるんですが、その都度答えるのが、「ハエトリグモ」。愛嬌抜群のハエトリグモは見てて飽きのこない生きものの一つです。たまたまタイヤ交換しに来たガソリンスタンドの外壁にいたのでパシャリ。街中にもひっそり暮らしている、可愛い生きものです。

(蛇メタ師匠)


 

はかせ


雨も滴る美しいザトウムシ


日差しが強い日でも、大雨のときでも、気づくと葉の上にいるのがザトウムシです。とても奇怪な姿をしていて、弱々しいながらも独特な存在感に目をひかれます。


肢は4対8本あり、前から2対目の肢が長くなっています。この長い肢を昆虫の触角のようなセンサーにして、手探りで移動しています。他にも天敵に狙われた際に自切(じせつ)をすることで、逃げのびることができるメリットがあります。よく天敵に狙われるからなのか、肢を失った個体を見ることが多く、4本しかない個体も見たことがあります。


細長い脚とまんまるの体をしていてとても弱々しい見た目をしていますが、こう見えても立派な狩人としての一面があり、バッタを捕食している姿を見たことがあります。その時の興奮は今でも忘れられません。


ふにゃふにゃですが元気に歩き、時折かっこいい姿を見せてくれる曖昧な存在。

そんなザトウムシが7月の推しです。

(はかせ)


 

アンフィー


ヒガシキリギリスのカップル成立⁉︎


皆さんにとって、「あ〜、夏だな〜。」と感じる瞬間はどんなときですか?


僕は、この時期明るい草原や林縁で鳴く(音を出す)キリギリスと出会ったときです!


本種を含めたキリギリスのなかまは、音でコミュニケーションをとる昆虫の代表で、面白いのは音を感知する鼓膜が、左右の前脚にあるということです。


その前脚を広げることで、右と左の脚に音が到達するまでの違いが生まれ、音をより立体的に感知しているといわれています。


キリギリス以外にも、音を操る昆虫はたくさんいます。音を聴いて、そのありかを探してみると上の写真のような素敵な瞬間に立ち会えるかもしれません。


みなさん、良い夏の昆虫ライフを!!(笑)


アンフィー

 

ごぼう


こんにちは、ごぼうです。梅雨が明けて本格的に色々な生き物が元気になる季節ですが、僕は大学の期末試験で元気では無いです(泣)


今月の僕の推しは、ニワゼキショウ(Sisyrinchium rosulatum)の種です。ニワゼキショウはアヤメ科ニワゼキショウ属の一年草で、5月から6月にかけて小さな花を咲かせます。白や赤紫色のきれいな花を咲かせます。そのニワゼキショウなのですが帰宅途中によく咲いている場所があって、今年になってから見る機会が多かったです。そして3日ほど前、そのニワゼキショウがたくさん咲いていた場所で黒褐色の小さな種をつけたニワゼキショウを発見!!


種は光沢がなくカサカサしていてとても硬かったです。僕はニワゼキショウが花の咲く時期以外どうなっているのか考えずにいましたが、自分の知らない生き物の一面を知ることは嬉しい気持ちになれると思いました.


ごぼう


 

こゆき


7月に入りって

ジメジメした初夏を迎えましたね。

私の家の庭も夏のお花が咲き始めています!今月は初夏から晩秋にかけて咲く、

エキナセア別名ムラサキバレンギクをご紹介します。


エキナセアは北アメリカ原産のキク科の植物です。その昔、欧米では薬草として利用されていました。今でも免疫力アップなどの効果が認められており、ハーブティーや抽出されたエキスを使った化粧品などに利用されていて、人気な植物です。


そんなエキナセアですが、凛々しく、存在感あふれる姿は生き生きとした、

夏の花壇にはピッタリ!!

面白い特徴は、ピンク色の花弁(舌状花)が下にさがり、バトミントンの羽のような形になるところ!


そして一番印象的なのは、盛り上がった

お花の中心部!!濃い色と黄色いトゲトゲはとても硬く、エキゾチックなお花です。

見た目がふわっと可愛らしい花たちが多いですが、夏のギラギラした太陽に負けないためには、同じくらい力強く、じっと見つめて虫たちを射抜いているんでしょうね〜

とってもかっこいい!!


私は真ん中が濃い色のお花が苦手なので、ずっと力強く見つめられて少し怖い花だなぁなんて思っていました。でも、エキナセアの花言葉には、『優しさ』や『深い愛』、『あなたの痛みを癒やします』など、とても温かい言葉ばかりでした。

見た目が〜…なんて言えませんね。

エキナセアは優しく見守ってくれているんだなぁと思うと健気で可愛らしいですよね!!

花言葉でギャップ萌えだなんて…!

そんなとこも推せちゃいますね!

好きなお花を見つけたら花言葉も調べると面白いかも!!


こゆき


 

タビー


私の今月の推しは羊と富士山の景色です。

7月の初めからお仕事で静岡にいるのですが、そこで見た景色が今月の推しです。

富士山の美しさと羊たちの穏やかな生活が調和されていてまるで絵本の一ページのような風景が広がっていました。


そんな美しい富士山に、笠雲がかかるとその日のうちに雨が降ると言われているんです!タビーは静岡に来て初めて知りました(^^;;

笠雲にも種類があり、なんとその数20種類!帽子を被ったような富士山はとても可愛らしいですが、急な雨には注意しなければなりませんね(;o;)


自然と触れ合いゆったりとした時間を過ごすことで心身ともにリラックスできました!

ぜひみなさんも、日常の忙しさを忘れて自然に癒されてくださいね♪


タビー


 

ツキ


今月の推しは「ユリの女王」こと、


ヤマユリです♡♡


ヤマユリは、日本の山地や森のふちで7月から8月に咲く花です。

白い花びらに黄色の線と赤い斑点が特徴でとても美しく、切り花としても楽しむことができます!


育てる際には太陽のよく当たる場所と適度に湿った土壌が必要になります。

お水をあげすぎないように注意して

さらに、春先に緩効性の肥料を与えると良い成長が期待できます!


そんな綺麗なヤマユリですが、花粉が服につくと汚れやすいので注意が必要です……。

さらに、花自体に毒があるため、特にペットや小さな子どもが触らないように気をつける必要があります。



ヤマユリは日本の文化にも重要な存在で、詩や絵画にも登場することから、観賞用として多くの人々に愛されています!


今の時期が見頃ですので、熱中症に注意してヤマユリを探しに行ってみてもいいかもしれません‎^_^


ツキ


 

ももたろう


栽培してるシソ


皆さん体調はどうですか!?暑くなってくると

食欲が失せたり何もしたくなってきますよね~

自分もそのタイプです( ; ; )

でも私は、頑張って熱中症にならないよう素麺や蕎麦を沢山食べエネルギーをしっかりチャージしてますᐕ)ノ

何故頑張って食べれるかというと!?

今月の推しでもあり今が旬の『シソ/紫蘇』が、私の食欲を蘇らせてくれます‼︎ アリガタキシアワセ

シソってネギやワサビにも負けないくらい匂いが強くて薬味としては、完璧ですよね大好きです。


私の家では、簡単に栽培出来るので毎年大切に育てていつでも食べれるようにしてあります。外にも生えていることが多いのでそれを摘むのもあり!!たまに紫の毒々しいシソが生えていますが、恐れず食べてくださいポリフェノールやアントシアニンが、多く含まれているので目に良いですよ!!また、人以外にバッタ達からも莫大な人気があるようなので先に食べ納めしとかないと手遅れに…(⚲□⚲)


あと個人的な質問なのですが皆さんは、シソと大葉どっちで呼びますか?自分は、後者の大葉派なんですけど地域によって呼び方が変わるんですかね?呼び名が2つあるってなんかかっこいいと思った今日この頃。

まだまだ暑い夏が続き体力が、奪われると思いますが沢山食べて熱中症にならないよう気をつけよう!!


(ももたろう)

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