モリマナ12月! 自然・生きもの推し!
- 森のフィールド学舎 168

- 12月20日
- 読了時間: 4分
更新日:7 日前
pöllö=ポッロ

黄葉したイタドリ
夏から秋にかけて、鳴く虫を観察している造成地の草原ポイントへ行くと、刈られずに残っていたタデ科植物のイタドリ(Reynoutria japonica)が、目の覚めるような美しい黄葉を魅せていました。そんなイタドリが、pöllö=ポッロの12月の推しです。
イタドリは、荒れ地などに生える先駆植物(パイオニア植物)の代表種。名前の由来は諸説ありますが、古くから薬草として知られ、痛み取りの薬効があることから「疼取」。また、「虎杖」と書くのは、若い茎にトラの模様ににた、赤紫色の斑点があるからだとか。
黒マンバ

12月20日行った、土壌動物のツアーの下見でスジクワガタと思われるクワガタを発見!
朽ち木にいたシロアリを観察するため、材を割ったら出てきました。綺麗に収まって、暖かくなるのを待っているのかと驚き、冬の時期クワガタはこんなところにいるのかと改めて学んだ今日このごろです……
(黒マンバ)
セロー
お休み中
(セロー)
蛇メタ師匠

12月17日に原生林の残る廃線跡を利用した公園をウォーキングで訪れた時の一幕。ここには北海道に生息しているリス2種のうち冬眠しない方のエゾリス(Sciurus vulgaris)がたくさん生息している。すばしっこくてやや警戒心があるので、と思っていたら、ここの個体は、人をあまり怖がっていない様で。。。冬毛でモフモフになってますが、夏に見ると結構マッチョです。
(蛇メタ師匠)
はかせ

アズキガイ(Pupinella rufa)
12月の推しは、殻の大きさも色も形も、名前の通り小豆のような アズキガイです。東京都の公園の落ち葉の下で発見しました。
かわいらしい殻で身を守っていますが、さらに殻口(かくこう)を閉じるための円形のフタを持っています。さっと閉じこもることができる絶対防御ですね。また、幼い頃は殻の形が違うらしく、もっと円錐型の丸っこい殻をしています。たしかに写真の個体の近くにもそれっぽいのがいましたが、まさか同じ種類とは思いませんでした。
今年の冬はアズキガイを見習って、こたつに閉じこもり小豆たっぷりのおしるこを食べて、ぬくぬくと過ごしましょう。
(はかせ)
アンフィー
お休み中
(アンフィー)
タビー

紅葉したイロハモミジ
今月の推しは「イロハモミジ」です。
12月の上旬頃に散歩をしていたら、赤く色づいたイロハモミジが目に入り、思わず撮影してしまいました!
手のひらのような形の葉が風に揺れて、
一枚一枚ちがう色合いなのがとてもきれいです(´˘`)
イロハモミジは春にはやわらかな黄緑色の新葉を広げ、夏には涼しげな木陰をつくり、
秋になると黄色や橙、赤へと少しずつ色を変えていきます。
季節が進んでいることをそっと教えてくれる存在です♪
また来年も会えたらいいなと思います^^
分類:カエデ科カエデ属
和名:イロハモミジ(いろは紅葉)
学名:Acer palmatum
分布:本州・四国・九州の山地や渓谷、公園・庭園
(タビー)
ももたろう

東京の街では、街路樹として植えられたイチョウが黄葉しておりとても美しく、目を奪われます。
そんな中視線を下に向けると、イチョウの横に力強く自生していた、金柑がありました。
周囲を散策しても金柑の木は見当たらないので、
よく見かけるヒヨドリやムクドリが、どこか離れた場所で金柑を食べ、種ごと飲み込んだあとに糞として落としたのかもしれない。
被食散布というやつだ。
あるいは、誰かが金柑を食べながら散歩をしていて、種をペッと吐き捨てたものが、たまたま根付いた可能性もありそうだ。
何故生えたのかわからないが、これからが食べ頃。
熟すとイチョウに負けないくらい黄色く輝くので
雑草認定されず抜かれないことを祈るʕ•ᴥ•ʔ
(ももたろう)
ガロリアス

今回の推し生き物、紹介するのはヤスデです。よくムカデと間違われやすい生き物ですが、よく見るとムカデとは意外と違いがあります。1番の違いは、足の生え方です。ムカデは、足がひとつの節から一対なのですが、ヤスデは、途中の節から二対になります。これが、倍脚類とも言われる所以です。大量の足をもそもそと動かしながら進んでいく様子はすごく可愛いので、ぜひ朽木などを割って探してみてください。
(ガロリアス)
クレッピー
お休み中
(クレッピ―)







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