pöllö=ポッロ
複雑な仕組みをもつヤマトリカブトの花断面
宮廷音楽の奏者は伶人と呼ばれ、伶人は鳳凰の頭を象った「鳥兜」という冠をかぶっていました。この冠にそっくりな形の花を咲かすことから名前がついたのが、アコニチン、メサコニチンなどのアルカロイド系の毒をもつトリカブト類(サンヨウブシという毒の無い種もあります)です。そんなトリカブト類の中でも、最盛期を迎えているヤマトリカブト(Aconitum jaonicum)が、pöllö=ポッロの10月の推しです。
ヤマトリカブトは日本固有種で、飯能では山地のやや湿った林縁や沢などで観察できます。花は複雑な形で、下部にある2つの萼片にマルハナバチ類は脚をおき、頭をえぼしの中に突っ込んで蜜を吸います。この時に、雄しべと雌しべが腹部をこすり、花粉を受けわたします。虫媒花ってカッコいいね。ちなみに、葉を1グラム食べただけでも重篤な中毒症状を起こすので、春先、山菜のニリンソウやモミジガサと誤食しないようご用心。
黒マンバ
壁のクボミで「こんばんは!」
涼しい日の夜に、種子や鳴く虫探しで林道を通っていたら、まさかの場所でpöllö=ポッロさんが発見! 溝に沿って「カックン!」と曲がってました。
このようなでこぼこした傾斜にいるのをよく見かけており、「変なところに上っているな」と思うこともしばしば。たまに脱皮柄があるので、この凸凹で引っ掛けて、脱皮しているのかと思うと、頭を使ったなと感心してしまいます~
アンフィーもいたので、3人で激写! 今年も見納めと感じるシロマダラですぅ……。
(黒マンバ)
セロー
ヒメツチハンミョウのオス
今月の推しはヒメツチハンミョウです。
春によく見られるツチハンミョウ科の本種ですが、秋にも見られます。
この日は、綺麗な個体が3~4匹かたまっていたので観察し放題でした。
青い光沢が美しいだけでなく、カンタリジンという毒を持っていたり、死んだふりをしたり、ハナバチの巣に寄生したり、とにかく魅力的な昆虫です。
(セロー)
蛇メタ師匠
今やっている里山Re:birthの作業中にアンフィーが見つけたヒバカリ幼蛇。生まれたてだとトグロ巻くと一円玉サイズなんです。久々に会えて嬉しい存在。
(蛇メタ師匠)
はかせ
クガビルのなかま
真夜中の林道に現れる奇抜な色のモンスター「クガビル」。この時期になると雨上がりでいい感じにじめじめしていると見に行きたくなります。ヒルと言ってもクガビルは血を吸うわけではなく、ミミズを専門に捕食します。
ヒルは私たちのように固い骨格をもっていないため、体の前後にある2つの吸盤を使い、体を伸び縮みさせて移動します。クガビルは意外と動きは素早く、ミミズを感知すると頭をペタペタと動かして近づき、丸呑みしていきます。ちなみにあまりにもミミズが大きい場合は、途中で千切れたり少し吐いたりすることがあります。その不思議な生態は観察していてとても面白いです。
みょ~んと伸びて、むにゅっと縮む。ブラック&オレンジのムチムチボディがたまらん!
(はかせ)
アンフィー
草原の茂みで鳴くスズムシ
秋の鳴く虫といえばと聞かれれば、真っ先に浮かび上がるであろうスズムシ。
ピンッと翅(前翅)を立てて「リイイイイン、リイイイイン」ときれいな音で私たちを魅了しますが、もうひとつ魅力的なポイントがあります。
それは、オスが翅を立てて鳴いているときにあらわになるシュッとしたお腹(腹部)です!その細さと後翅(むしり取ってしまうらしいです)がない素っ裸な感じが何とも言い難く、何だか思っていたのと違うといった具合でしょうか(笑)。
秋も深まりを感じるこの頃、そろそろ鳴く虫たちの声も聞き納めです。
さみしさと同時にその魅力をかみしめたスズムシが今月の推しです!
(アンフィー)
ごぼう
段々と寒くなる10月の中旬、そろそろ長袖を出して生活しております。
オオクワガタ(Dorcus hopei binodulosus)になります。こちらの個体、友人からいただいた個体で調べたところ、越冬できる種であるとの事でした。
私の家に来たのはちょうど10月の初め頃でまだ活発に餌を食べていたのですが、3日ほど前から雨が多く、気温が下がって来ると餌を食べなく、大人しくなりました。
また近頃は自宅によく現れていたニホンヤモリ(Gekko japonicus)も姿を見せなくなり、秋の深まりを感じています。 越冬する生物が活動する場面を自然の中で観察するには、今月がラストチャンスかもしれません。
(ごぼう)
こゆき
今月は肌寒い日とお日様カンカン照りな日がいったりきたりしていて忙しいですよね。
ちまたでは秋がなくなるかもなんて噂も…
今月の推しは秋の素晴らしいさを伝えるべく
「コスモス」という植物をご紹介します!
春に次いで花の香りを楽しめる季節
!!それが秋!!
コスモスはそんな秋に咲くお花です。
コスモスは秋桜と表現されるほど、花弁が桜の花弁に似ています。桃色や白、黄色と愛らしい色の儚くかわいい草花です。
お花も可愛いですが、私はコスモスの葉が好きです。
枝分かれしている糸状の細かい黄緑色の葉。
不思議な形をしいます。
その理由はコスモスの原産地では乾燥した強風が吹いており、倒れないために細くなったという話があります。また、葉には栄養が豊富にあるなんて話も。興味深いです!
そして、最大の魅力はやっぱり美しさ!
あどけない桃色の花にきれいな黄緑色の葉。さわさわとなびくコスモスの姿はさみしげな少女のよう。そんなところも秋らしい神聖さがあって…( ゚д゚)ハッ!
エット…
とってもかわいいコスモスが大好きです!
ぜひ、皆さんも秋を楽しんでみてください!
(こゆき)
タビー
私の今月の推しは彼岸花です。
埼玉県内の公園で撮影しました!
別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれます。曼珠沙華は仏教用語で「天上の花」という意味をもち、天上はあの世を連想させたり、彼岸に咲くことから不吉なイメージとされています、、。
彼岸花は球根で咲くお花です。
雨などで土が削られて球根が地表に出てきてしまっても、根っこを縮めて球根を土の中へと引っ張ることができます!収縮根(牽引根)という根っこの働きなんです、すごい、、
撮影した赤色の彼岸花の花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」など別れを連想させるような言葉が多いです。
ですが、白色の彼岸花の花言葉は「想う人はあなた一人」「また会う日を楽しみに」など純粋で一途な思いを表しています。
花の色によって花言葉が変わるところも魅力的です!
マイナスなイメージをもってしまう彼岸花ですが、秋の澄んだ空に赤色の花が映えてとても美しいです。
そんな彼岸花が今月の推しです!
(タビー)
ツキ
私の今月の推しは秋といえばの
大御所さん!松茸です!
私事ながら、今月の10日に20歳の誕生日を迎えたのですが祖母がお祝いで国産の松茸をたくさん使った松茸ご飯をつくってくれたのです…(泣)
祖母の作る料理が全て美味しいのは間違いないのですが、その中でも松茸ご飯は群を抜いて美味しいです。松茸ご飯を炊いただけで部屋中に充満してくる香りにとても幸せな気分にさせられます。
さて、松茸といえば文字の通り松の木の根の近くに生えています。ですが全ての松の木の下に生えている訳ではなく、松茸は特定の条件がそろった場所でしか育ちません。
松茸が生えるためには
松の木と土壌が特別なバランスで共生している必要があります。
たとえば、土壌の栄養バランスや湿度、気温なども関係しています。このため、松の木があっても、松茸が育つ場所はとても限られています。
そのため、とてもレアな食材なのです。
ふと思ったのですが、最近はキノコが苦手な人が増えてきていますが
(モリマナメンバーでもモモタロウとこゆきがキノコ苦手)
松茸なら食べられるのでは?と思います。匂いも食感も普通のキノコとは段違いですし、松茸は別枠として置いててもいいのでは?と思っちゃいました笑
でもキノコが嫌いなら、
その代わりに松茸食べるか!とはならないでしょうし、中々難しいですね…
皆さんも秋の香り、【松茸】を食べて秋を存分に感じてください!!
(ツキ)
ももたろう
今月推しは、日本の3大芳香木であり爽やかな香りが特徴的な金木犀です。
散歩へ外に出ると街路樹や庭園樹として植栽されており、いい香りが風になって鼻を突き抜ける心地よさを僕は、秋の風物詩として楽しんでます。
〜花言葉〜
『初恋』 一度嗅ぐと忘れられない
『幽世』 香りの強さが邪気を払う
花言葉が、7個もあったのでピックアップしました。数多くてびっくり 気になる人は自分で調べてみてね
1はロマンチックでぴったりだし、2は字体だけで見ると縁起悪そうだけど意味を知ると納得し
花言葉を面白いと感じた今日この頃
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