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執筆者の写真蛇メタ師匠

ヘビーウィーク1 ヘビのウロコ解説!!~頭部編~

皆さん、ヘビのウロコ数えてますか~?

実は、ウロコがくれる情報というのは、体鱗や腹板、尾下板以外にもいろいろとあるのです。

私も、ヘビを捕まえたりすると、まず学名叫んで体鱗列数を数えてなんてのをあんな動画こんな動画 でやってますが、それ以外に見ているのは頭部です。



アオダイショウ頭部の右側面

このヘビだと、どこを見ているのでしょうか・・・?

実はこれだけ見ています↓


例えば、吻端板や、額板などといった不動的数のウロコは、よほどのことがない限りほとんど見ることはないのですが一応はチェックします。

では、主に見ている、ウロコの解説です。

頬板(きょうばん)

後鼻板の後ろにあるウロコですが、このウロコ、コブラ科(本州にはいませんが)はこのウロコを持っていません。




日本のヘビではないですが、アフリカのシンリンコブラ。頬板が無いことに注目!!



眼前板眼前下板

眼の前にあるウロコ。実は、シロマダラにはこのウロコはありません。

また、ジムグリには眼前下板は無く、アオダイショウでもたまにこのウロコが無い個体もいます。


眼前板が無く頬板が大きいシロマダラ

眼前下板を持っていないアオダイショウ


上唇板

上唇のウロコです。例えば、すぐ上の眼前下板を持たないアオダイショウの写真だと8枚の上唇板があり、4枚目と5枚目が目に接するのがわかります。

この時、「左側(L)8(4,5)」

という記入の仕方をします。


側頭板

頭部後方側面のウロコです。眼後板の後ろにある大き目のウロコ。時々崩れたり、融合したような形になっているものもいます。ここで個体差が出ます。

今度は、上のイラストから水色の部分を見てもらうと、前側が2枚後ろ側が3枚になっています。

この時「左側(L)2+3」

という記入の仕方をします。

ヤマカガシやヒバカリは大抵「1+2」です。



左側 眼後板3枚で側頭板1+2のヤマカガシ


さてさて、ここまでくると、上の写真見ながら、皆さんもウロコじっくり数えたくなってきていませんか?


そんなチャンスがきたる「2022年9月25日(日)」、しかも1日2回もあるんです!!


モリマナ 秋のヘビ祭り

私、蛇メタ師匠、頑張りますので、たくさんのご参加お待ちしております!!!


(蛇メタ師匠)

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