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アオジシ谷でトウキョウサンショウウオの産卵がはじまりました

執筆者の写真: pöllö=ポッロpöllö=ポッロ

「里山 Rebirth」プロジェクトのひとつアオジシ谷では、田んぼづくりの要である水管理もようやく軌道に乗り、田んぼ予定地に水が流れ込むようになりました。


とりあえずは難関をひとつクリアしたので、これで一安心。

水の溜まった棚田予定地


田植えは5月ごろに行う予定。あと一月強で畦などもろもろ仕上げないとね。


とは言うものの、アオジシ谷は田んぼづくりが目的ではなく、あくまでも里山環境保全が大切な着地点。


なので、本質的価値はイネを収穫することではなく、何十年も使われず、荒れ果てた水辺を、本来営んでいた田んぼをRebirthすることで、トウキョウサンショウウオ(以降TKS)をはじめとする、さまざまな生きものがくらす環境を保全することが大切な目的です。

エコツアーで整備したTKSの産卵地


そのため、アオジシ谷の奥で11月下旬に荒廃したTKSの産卵地を整備するエコツアーを開催しました。


その結果、乾燥が進み、埋もれてしまった水路を参加者の方と一緒に整備することで、3月13日以降、続々とTKSが集まり、産卵をはじめました。

水没した枝などに産みつけられたTKSの卵嚢

ホウノキの落ち葉の下にあるTKSの卵嚢


こうして結果が出ると、ほんと嬉しい。


4月5日には、このアオジシ谷TKSの卵嚢カウント調査をエコツアーで行います。ご興味のある方は、ぜひぜひご参加ください。



4月5日


4月12日

メッツァビレッジにくらすトウキョウサンショウウオの生態を学ぼう!

*リピート割チケットページ

(2024年11月の「メッツァで生きもの保全活動! トウキョウサンショウウオを守ろう」エコツアーにご参加の方は半額となります)https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0243f36gtrb41.html


分類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属

和名 / トウキョウサンショウウオ

学名 / Hynobius tokyoensis

全長 / 80-130mm

分布 / 本州(茨城県と群馬県を除く関東地方)

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