日中、車を走らせていると、こちらを凝視する馴染みのケモノが・・・・・・・
『あら、ニホンアナグマじゃん』
側溝から現れたニホンアナグマ
側溝から出てきたところを、鉢合わせしたニホンアナグマはびっくりしたようで、しばらくフリーズ状態。3分ほど経つと、我に返り急いで側溝に戻っていきました。
ニホンアナグマが出入りしていたスリット
急いで側溝を見に行くと、スリットのまわりの落ち葉が寄せられていて、今さっきまでニホンアナグマがいたようすがうかがえます。
側溝の中を移動するニホンアナグマ
ガサゴソと音がするので、中を覗くとニホンアナグマがいました。
側溝はケモノ道として利用されることは知ってはいたものの、実際に目の当たりにするのはまれなので、ちょっぴり嬉しい(アナグマには迷惑だが)。
それにしても、こんなにも狭いスリットから出入りができるなんて、ニホンアナグマはどれだけ体が細いのだろう・・・・・・。
ライトの長さは14cmほど。狭いスリットでも出入りできる
ニホンアナグマには、多くの地方名・別名があります。有名なところだとムジナ。その他にも、マミやアツグマやササグマなど。その中のササグマは、漢字で笹熊と書きます。
笹(ササ)は細いという意味で使われるので、狭いスリットでも出入りできることに納得。
動植物の地方名・別名を調べると、昔の人がよく動植物を観察していたことや、どのように利用していたかがわかり、ほんと面白い。
(pöllö=ポッロ)
分 類 / 食肉目(ネコ目) イタチ科 アナグマ属
和 名 / ニホンアナグマ
学 名 / Meles anakuma
頭胴長 / 57.6-68.2cm
尾 長 / 12-15.8cm
体 重 / 4.6-9㎏
分 布 / 本州〜九州(日本固有種)
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