カラスウリが秋色に

色づいたカラスウリの実
アオジシ谷で、カラスウリの実が色づきはじめました。
夏のあいだ、つるをぐんぐん伸ばしていたカラスウリ。夏の夜には、白い花をひっそりと咲かせます。

カラスウリの花
花びらの先から細い糸のような部分が幾重にも広がり、暗闇の中に白いレースを浮かべたような姿。夕方から開き、朝にはしぼんでしまうので、昼間だけ歩いているとなかなか出会えません。
夜に活動するガなどに花粉を運んでもらうための、カラスウリならではの時間です。
そんな夏の花が終わり、秋になると、今度は丸い実が緑色からオレンジ色、そして鮮やかな赤色へ。花とはまったく違う姿で、もう一度こちらを楽しませてくれます。

色づいたスズメウリの実
近くでは、名前のよく似たスズメウリの実も観察できます。こちらはカラスウリよりずっと小さく、ころんとした実が緑色から白っぽく変身していきます。
「カラス」に「スズメ」。大きさの違いを鳥の名前で表したような、昔の人のネーミングもおもしろいところです。

カラスウリの実のジャック・オー・ランタン
そして、色づき熟したカラスウリを見つけると、pöllö=ポッロがやってみたくなるのが秋の草花あそび。
実に小さな目や口をつくると、ジャック・オー・ランタンのできあがりです。
夏の夜に咲く不思議な花から、秋の鮮やかな赤い実まで。ひとつの植物を季節を追って見ていくと、「知っている植物」の中にも、まだまだ知らなかった姿が見つかります。
アオジシ谷では、そんな季節の変化を探すのも、秋の楽しみのひとつです。
分 類 / ウリ目 ウリ科 カラスウリ属
和 名 / カラスウリ(烏瓜)
学 名 / Trichosanthes cucumeroides
花 期 / 7-9月
生活型 / つる性多年草
分 布 / 本州〜九州
分 類 / ウリ目 ウリ科 スズメウリ属
和 名 / スズメウリ(雀瓜)
学 名 / Neoachmandra japonica
花 期 / 8-9月
生活型 / つる性一年草
分 布 / 北海道〜九州





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