11月26日、夕方からガロアと待ち合わせをして、参加者募集中の、12月4日に開催するムササビ観察イベントの下見をしに、2回目の現地調査。
ときがわ町の夕焼け空
初冬を迎えた人里は、物さみしさのある、静かな美しさが印象的でした。
夜、見知らぬ人が神社をうろついていては、ご近所の方々にご迷惑なので、まずはご挨拶。みなさん好意的に接していただけたので、とにかく一安心。
ご挨拶を済ませると、ムササビが出巣する時間まで周囲を散策しておくことに。
ムササビが食べたアラカシの葉っぱとどんぐりの痕跡
アラカシの木の下には、ムササビの穴アキ食痕になりそこないの葉っぱや、かじられたどんぐりが散乱していました。
「おぉ、これは期待大!」
そうこうしているうちに、だんだんと辺りが暗くなり……。
御神木にある巣穴から体をのり出したムササビのシルエット
日の入り30分後、待望のムササビが姿を現しました。
固唾をのみ、ムササビの挙動を観察。ごそごそと樹上に移動したムササビが「ギュルルル……」と鳴くと、次の瞬間、見事な滑空を見せてくれました。
当日も、ムササビが滑空してくれることを願いたいね。
結局、使用中の巣穴を2つ確認できたので、良い下見になったね。あとは当日の、おおまかなムササビの移動コースを把握しておきたいので、もう一度、下見をしておく必要があるかしら。
イベントをする上で、さまざまな不安を少しでも軽減すためには、とにかく下見を重ねることが一番の特効薬なんだよね。あとは、今まで蓄積してきたフィールドワークの経験を、どれだけ当てはめてイメージができるかどうかが肝心かな。
(pöllö=ポッロ)
分 類 / 齧歯目(ネズミ目)リス科 ムササビ属 和 名 / ムササビ 学 名 / Petaurista leucogenys 頭胴長 / 27.2-48.5cm 尾 長 / 28-41.4cm 体 重 / 495-1250g 分 布 / 本州〜九州
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