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この食痕はハクビシンのしわざ!?

今月23日に開催の「ナイトツアー」は、黒マンバ改めメレスとセローの2人が担当。

当日、小生は参加しませんが、ケモノが出現しそうなルートを担当と共有するため、この1か月のあいだ、エコツアーの下見と称して(ほぼほぼ気晴らし)、夜な夜なケモノ探索を満喫中。


少なくても3種、多いときには9種ケモノが観察できているので、当日は参加者の方に、身近にケモノを感じてもらえるエコツアーになるのでは!? と、期待!

トウネズミモチの実を食べに現れたハクビシン


ケモノがよく現れるルートを移動中、トウネズミモチの実を食べるハクビシンに遭遇。


ハクビシンは、木のぼりが得意なケモノで、アクロバティックなポーズで木にぶら下がったりもします。また、電線を難なく移動することもでき、なかなかやるヤツなのです。


しばらく観察していると、


「ガシガシ」「バキッ!」


派手に音を立てながら、樹上から枝や葉っぱが落ちてきました。


「おお、これは明るい時間帯にしわざを見に行かねば!」

ハクビシンが散らかしたトウネズミモチ


ということで、翌日現場に戻ると、ハクビシンによって、派手に散らばったトウネズミモチの枝や葉っぱが、わんさか落ちていました。


せっかくなので、ハクビシンのしわざを持ち帰って撮影することに。

ハクビシンのしわざ(トウネズミモチ食痕)


今までハクビシンのしわざといえば、食害された野菜や果物ばかりを見てきたので、かなり興味津々で興奮気味。


トウネズミモチの実は、雑に食べ残され、葉っぱは引きちぎられた印象。

ホンドテンやムササビなどとは、しわざの印象がちがうね。でも、そんなしわざの中に……

ハクビシンがかじったトウネズミモチの葉っぱ!?


ムササビのしわざとよく似た食痕がありました(汗)

これは、ムササビが頻繁に訪れる場所で見つけたとなれば、悩ましいしわざです。


このしわざを見ているうちに、今までムササビの食痕だと思っていた中には、ハクビシンのしわざも混じっていたのでは……と、キメッコやオモイコミの危険を再認識するいい機会になりました。


(pöllö=ポッロ)


分 類 / 食肉目(ネコ目) ジャコウネコ科 ハクビシン属

和 名 / ハクビシン

学 名 / Paguma larvataP. l. taivana 台湾亜種)

頭胴長 / 47-54cm

尾 長 / 37-43cm

体 重 / 1.8-4.3㎏

分 布 / 日本各地

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