今回はフィールドworkerたちの、2022年の締めくくりテーマショットです!
少し早いかもしれませんが、自然の見納め……「フィールド納め」ではどのようなことをしているのでしょうか。
gallois=ガロア
落ち葉に紛れて、冬をやりすごすムシ
エノキの木の根元、ゴマダラチョウの幼虫を探していた時に発見しました。この写真の中に木の実や落ち葉に紛れてシブイロカヤキリがいます。冬、林床をしきりについばみひっくり返しているツグミやシロハラを見かけますが、このようなムシを探しているのでしょうね。
(gallois=ガロア)
pöllö=ポッロ
年の瀬といえば「オオムラサキの越冬幼虫」。食樹のエノキ(またはエゾエノキ)の下に積もった落ち葉をめくると、オオムラサキの越冬幼虫が観察できる。また、オオムラサキ以外にも、ゴマダラチョウの越冬幼虫も同所で見つかる。飯能で観察した2種の比率は、オオムラサキ7に対してゴマダラチョウ3だ。
オオムラサキの越冬幼虫は、落ち葉色をしたものが多いが、画像の個体は赤味が強い。ちなみに、小生は越冬幼虫の様相から、武装ナメクジと呼んでいる。
黒マンバ
トウキョウサンショウウオ保全で2022年納め
年の瀬は、飯能市トウキョウサンショウウオの保全活動です。去年度は4月に間に合わず失敗してしまったので、今年度こそと思い12月からひたすら谷戸に入ってます!
昼夜問わず、モリマナメンバーや高校生にも参加してもらいながら、現地で産卵地の整備を繰り返し行い、まさしくトウキョウサンショウウオを守る日々です!
「ありがとぅ!」「頑張ってぇ!」
作業中たまにトウキョウサンショウウオの声が聞こえてきます……
(黒マンバ)
セロー
お休み中
蛇メタ師匠
イロハカエデが見事な頃、私のフィールドでの調査は大体年の瀬状態です。そろそろ冬眠に入るヘビたち。来年も素敵な姿を見せてほしいです。
藤サファリ
お休み中
はかせ
季節外れの新女王
12月15日、ゴキブリを求めて自宅近くの林を散歩していると、ハリブトシリアゲアリの新女王がぽっつりと歩いていました。ふつうなら7月の下旬から9月にかけて結婚飛行が行われるのですが、この寒い時期に何をしているんだろう。今年はアリに夢中だった年なので、この女王に感謝をしつつ、今年を振りかえるはかせであった。
(はかせ)
アンフィー
車窓から眺める異国の風景
ただいまの気温、29℃で天気はやや曇り。そう、私アンファーは父の母国であるモーリシャス で早くもバカンス中。今年の年の瀬は、南半球にある小さな島国で過ごします。日本が恋しい気もしますが、こっちでもあの生き物(?)を見つけることができました!(ブログで紹介しようと思います。)
入国の主な目的は観光(Holiday)で、仕事や学校は休めても、とても暖かいこの異国の自然を前に、フィールドワークのお休みは取れないみたいです(笑)。皆さん、良いフィールドを。あ、間違えた!良いお年を。
(アンフィー)
むん
お休み中
(むん)