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記事: Blog2_Post
執筆者の写真アンフィー

TKS保全作業ツアーDAY1

どうも~! 両生類好きのアンフィーです!!


Do you enjoy Amphibians?


ということで今回は、2月12日に行ったエコツアー、


飯能にくらすサンショウウオの生態を学ぼう!産卵地の保全作業編


の様子をご紹介しようと思います。


この日は、2日前に降り積もった雪も気づけばみんな溶け、暖かささえ感じるよく晴れた日でした。


お越しいただいた参加者は、1組のご家族で、お父さん・お母さんに、元気でかわいい5歳と2歳のお子さん2人。


モリマナスタッフも4人集合!

pöllö=ポッロさんと蛇メタ師匠黒マンバ先輩に僕アンフィー


さあさあ、みんなが集まったらいつも通り挨拶。

ゆっくり座ってお話しできましたが、このベンチは倒れた太い樹の幹を左右の山から持って来て、ちょうどいい長さに切り、枕木と打ち込んだ鎹(かすがい=コの字の釘)で安定させたものなんです。少し前まで、何もなかったこの場所に、こんなかたちで参加者にも使ってもらえるものが出来て良かった~! なんて思っていました。

作業前にちょっぴりお話を


みんなで話して打ち解けたら、保全作業のイメージをつかんでもらうために、ツアー以前に行った内容や場所を紹介しました。

もともと稲作をしていた休耕田であるこの場所の、それぞれの段にある程度の水がとどまるように、少し掘ったら、産卵場所や隠れ家になる枝(幹)、石などの障害物を入れて、アライグマ対策のトタン板をかぶせます。


下の写真の場所は、樹の幹のベンチがあるのと同じ段で、ほとんど作業は終わっています。

ツアーで行うのは、それより下の段

一番深さのある水たまりです


ということで、その日作業をする一段下の場所(下の動画)を見ながら、これから進めたい行程を共有して、いよいよスタート!

まずは、熊手やショベルで、たまりすぎた土砂を掻き出して、上からの水が下の段まで流れていくように、水路を作りました。


作業をした一段下の場所です


雪が降った後で足元はかなりぬかるみ、歩きにくかったのですが、お父さんと5歳のS君はそのグチョグチョさに負けず、一生懸命にやってくれました!

正直S君には、ぬかるみすぎていないところで、と思っていましたが、


「そっち(より深いところ)まで行ってみたい!!」


と、途中で転びかけようとも、汚れを全く気にしない予想以上のやる気に終始驚かされていました。

その間、お母さんと2歳の妹ちゃんは、pöllö=ポッロさん蛇メタ師匠黒マンバ先輩と一緒にもう一段下の場所に続く水路を作りながら、里山を思い思いに楽しんでもらえたかな?


「お兄ちゃん頑張って~!!」


2歳の元気な声に、S君だけでなく、僕まで力をもらっていました!


泥を掘っているとたまに生きものが出てきます


途中で休憩やお昼をはさみながら、斜面から水場に入れるための木の枝や幹を拾ってもらい、それらを組めば、はじめに作業をしていた段は、ある程度かたちになってきました。

まだ、時間と元気が残っていたので、もう一つ下の場所もやってみることに。


とりかかる前に、ここで登場!

黒マンバ特製White ball(白玉ぜんざい)!!

皆さん、気に入ってくれている様子で何よりでした。

実は僕も、かなり楽しみにしていました(笑)。


美味しいデザートを頂いて、小腹を満たしたら、次の作業へ。


また落ち葉や泥をかいて、水路を作っていると、何かがニョロニョロと動きました、、、

その正体は下の写真に!


まさに"頭隠して尻隠さず~"


ちょっとわかりにくいですが、まだ小さめのヤマアカガエルでした!

この日はTKSの成体をみることができませんでしたが、ツアー終盤にして、やっと両生類の姿を見ることができて本当に良かったです!一度捕まえて、からだをよ~く観察してもらいました。

まだ、繫殖に参加することはなさそうなサイズだったので、休んでいるところを起こしてしまったかもしれません💦。(ごめんね~)


(もう少し作業を進めて、落ち着いたところでS君にやさしく逃がしてもらいました。)


最後に、作業をした場所全体を見てもらい、水がしっかりと狙っていた下の段のほうまで流れて行っているのを確認してもらいました。


本当に見違えるほどの変化で、これから下のほうまで水が広がってゆけば、より多くの水場を、TKSたちが産卵(繫殖)場所に選んでくれそうです。

一緒に作業を進めてくれて、ありがとうございました!


作業後の様子です(やじるしを押して、2枚目以降をご覧ください)


もともとあまり水がなかった場所もこの通り


さて、今年のTKSの保全作業ツアーは、19日(日曜日)にも開催します!TKSたちが山から降りてくる前に、もう少し作業を進めたいと思います。


彼らの生態を学びながら、のんびりとした谷戸で、僕たちと一緒に保全作業をしてみませんか?

改めてお知らせするのが、ぎりぎりになってしまいましたが、まだまだお申し込み、お待ちしております。(こちらからどうぞ)


アンフィー



分類 / 有尾目 サンショウウオ科 サンショウウオ属

和名 / トウキョウサンショウウオ

学名 / Hynobius tokyoensis

全長 / 80-130mm

分布 / 本州(茨城県と群馬県を除く関東地方)


分 類 / アカガエル科 アカガエル属

和 名 / ヤマアカガエル(日本固有種)

学 名 / Rana ornativentris

体 長 / 42-78mm

分 布 / 本州・四国・九州・佐渡島







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