ご近所で、ニホンカモシカのフレッシュな食痕やためフン場を見つけたので、早朝に現れそうな場所で待っていると、ビンゴ! ニホンカモシカが採餌をしに出てきました。
採餌をしに現れたニホンカモシカ
「シナントロープ」という言葉があります。簡単に言うと、人間がつくり出した環境に適応して暮らす動物のことで、例えば、スズメ、カラス、タヌキ、ネズミなどです。
この映像は某公園で撮影したもの。他にも複数のニホンカモシカが暮らす場所です。
人間がつくり出した人工斜面や草原が、ニホンカモシカにとって都合が良いらしく、年々、ニホンカモシカが観察しやすくなっています。
その理由は?
個体数が増えたのか?
目につく場所に現れやすいのか?
何らかの要因で弱い個体が里に降りてきているのか? などなど。
理由はわかりませんが……。
最近は、生物調査や観察会の準備のために、両生類と爬虫類観察ばかりしていましたが、それらが一区切りついたので、哺乳類好きとしては、溜まりに溜まったケモノ観察を爆発させている今日この頃です。
(pöllö=ポッロ)
分 類 / クジラ偶蹄目 ウシ科 カモシカ属
和 名 / ニホンカモシカ
学 名 / Capricornis crispus
体 長 / 110-120cm
肩 高 / 70-90cm
体 重 / 30-50kg
分 布 / 本州〜九州
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