早春の里山で繁殖がはじまるのは、ヤマアカガエルやトウキョウサンショウウオだけではありません。尾羽の長い小鳥「エナガ」も、まだ寒い早春に繁殖期をむかえます。

巣材の羽毛集めをするエナガ
エナガは巣をつくる際に、クモの糸でコケを接着して外側をつくり、内側には鳥の羽毛をたくさん詰めます。寒い時期に繁殖をはじめるので、巣は保温性を高めているのかもしれません。

何度もやって来ては羽毛を運ぶエナガ
先日、オオタカがキジバトを解体した場所を見つけていたので、もうしかするとエナガが羽毛を集めにくるかも……と期待していたところ、「BINGO!!」羽毛をせっとせと運ぶのを観察できました。
エナガの巣の内側には、多いときには1000枚以上も羽毛が詰めこまれていることもあるらしいけど、いやはや、すごいね。
分 類 / スズメ目 エナガ科 エナガ属
和 名 / エナガ(柄長)
学 名 / Aegithalos caudatus
全 長 / 14cm
鳴き声 / ジュルリ ジュルリ・ヒュリリリリ
生活型 / 留鳥・漂鳥
分 布 / 北海道〜九州
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