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幻のヒガシヒダサンショウウオ フルコース

皆様はヒガシヒダサンショウウオをご存じであろうか、成体はとても美しく、漆黒の体色に金色(?)の模様が不規則に散りばめられている。

まるで夜空に天の川がかかった様子を体で表現しているかのような美しさなのです。


今回は、幻といわれる生きものの魅力にひかれた方々が集い、水の中の天の川(?)を見に行きました。



森のフィールド学舎では、昨年から始まっているヒガシヒダサンショウウオツアー。

現地までは車で30分、やはり他のツアーと違ってかなりハードな環境でしたが、美しきヒガシヒダサンショウウオ見たさに、皆の熱は最高潮、沢で転ばないよう気を付けながら探していきます。



探す場所は

・本流の浮き石ならぬ、少し浮いた大きな岩の下であり、

・ドン付き(堰や岩盤)の行き止まりで、上流へ上りづらくなっているところあたりを探す


​黒マンバも教えてもらいました。

浮き岩の下にヒガシヒダサンショウウオは産卵をしているのですが、正直


「え? なんでこんなところに!」


と思わせるような場所にわざわざ、産卵しているのです。探していると、卵のうを発見。

めくったら砂利に紛れていました。
めくったら砂利に紛れていました。

写真の卵のうはバラバラですが、基本的にめくった岩に貼りつけられています。色は透明ですが、水の中だと反射して青色に見えるのです。これもまた美しい。

他にも見つかった幼生は、水中の泥だまりなどに擬態できるようにか、あまり目立たない見た目をしています。


真ん中にいる薄茶色い生きものが幼生、水の流れが少ない水溜りの落ち葉の中に潜んでいるところをよく見かけます。



そして、成体です。

すいません。ツアー中は写真が取れず、別個体のヒガシヒダサンショウウオ


この日は2匹見つかり、卵のうの近くの石の下で発見されました。

この点々とある模様は金粉にも似た美しさがあり、顔も意外と愛くるしい。


皆、ヒガシヒダサンショウウオを激写


卵のう、幼生、成体のフルコースを観察できましたが、沢の上流であり、山奥のこんな寒い場所にも生きものがいるというヒガシヒダサンショウウオの戦略も知ってもらうことができたツアーでした。

最後にめくった石を戻してさようなら、来年? かいつか、また会いましょう!


黒マンバ

和 名/ヒガシヒダサンショウウオ

学 名/Hynobius fossigenus

分 類/サンショウウオ目 サンショウウオ科

体 長/80-180mm

分 布/関東西部から愛知にかけて







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